2008年11月20日 オーディション★2
けっぱろう!
ハリウッドのベテラン日本人キャスティングディレクター、
「高田ゆみ」さんの主催するオーディションに参加した。
全編日本語の「短編映画」で、撮影はニューヨークだそうだ。
・・・ニューヨークか。懐かしいなあ。
監督は大学で4年間日本語を専攻したらしく、日本語ペラペラだ。
それに、わざわざニューヨークから来てるだけあって、もの凄い気合だ。
オーディションは、一人約30分という、濃い内容だった。
しっかりと衣装を揃え、セリフを覚え、
小道具も作り、気合を入れて参加したんだけど、
途中で頭に血が上って、「宮崎弁」になった。
・・・主人公は青森人だから、せめて「津軽弁」じゃないとね。
よし、次も頑張ろう!
2008年08月21日 映画
サダンバーラ
前に撮影に参加した、「The 8th Samurai」のアフレコに参加した。
アフレコと言っても、俺が演じた「山下」の声ではなく、
後ろの方で遠く聞こえる「環境音」の録音だ。
8人の俳優たちが、互いに役割分担をして、
それぞれの声で、別々の役を演じた。
俺の担当は、
「照明技師」
「スタッフ」
「侍」
「野武士」
「エロい男」
などだった。
「エロい男」の声を録音する時に、
思い切り極限の下ネタで暴走したら、俳優仲間にかなり驚かれた。
まさか俺が、真顔でお下劣ネタを言うなどとは、夢にも思ってなかったらしい。
うーむ、どうやら誤解があるようだ。
俺のコメディの舞台を見た人は当然知ってるかもしれないけど、
今まで、お下劣ネタ、人種ネタ、政治ネタ、社会風刺ネタなど
かなり不謹慎なネタを平気でやって来た。
たとえば中学のころ、舞台の練習中に、俺は美和子ちゃん(母親)を
「長乳美和子ちゃん、(ながちちみわこちゃん)」と呼んでいた。
文字をそのまま捉えて頂いて問題ない!!
美和子ちゃん「ユウキが吸ったから伸びたっちゃが!!」
ただ、ここで日記を読んでいるあなた、・・・そう、あなたのような、
純粋で清純な紳士淑女方に「しょっく」を与えないよう最大限配慮し、
あまり文章上では登場させていないだけだ。まあ、なんという心づかい。
・・・だがしかし、俺には目標がある。
その目標を目指すべく、
由緒ある長乳家の一員として、これからも恐れずに暴走する心意気だ!
どーか、適度に幻滅し、見捨てないで、これからも見守って頂きたいっ!!
2008年02月26日 映画
スリップ注意
映画「The 8th Samurai」の撮影が終わった。
山奥での撮影は、本当に寒かった!
身体の芯からブルブルと震えが来た。
撮影に参加したのは5日間だったけど、
実際に自分のシーンを撮影したのは2時間弱で、
後はエキストラの一人として仕事を全うした。
今回の作品には、友人が多数出演している。
主演の「英二郎」さんは、
硫黄島でキリッとした「大久保中尉」を演じていた方だ。
今回の「The 8th Samurai」では荒くれで熱血漢の「南州」を演じている。
他にも、硫黄島で共演したメンバーと多数再会できて
もう現場に居るだけで楽しかった。
作品の完成が、今から楽しみだ。
それを観て、自分で反省し、次に生かしたいと思う。
2008年02月18日 映画
90%の情報と、10%の想像
男性A「社長!オーケーです!」
社長 「おう。」
男性B「オッケー!」
++++
この会話を見て、どう思うだろうか?
俺は特に何とも思わない。
・・・でも実は、「何とも思わない」から凄いんだ。
「先入観」というのは本当に恐ろしい。
自分の中で、「その時代のイメージ」を勝手に作り出し、
それに合わないと、「間違ってる」と認識してしまう。
さて、俺が演じる「山下」の生きた
1953年とは、どんな時代だったんだろうか?
まずは、イメージを元に予測を立ててみよう。
■イメージからの予測
終戦から8年、戦争の傷跡はまだ深く残っていて、
日本人は皆、暗い顔をしているに違いない。
まだ欧米の文化が今ほど普及していないので、
カタカナ英語はそれほど広く使われていないはずだ。
大体、こういったイメージが思い浮かぶ。
だって、55年前の日本が、
今ほどチャラチャラしてるわけ無いじゃないか。ははは。
・・・しかし、こういった「先入観」こそが、
演技をする上で一番の敵になる。
次の会話を見て欲しい。
これは、1950年代を題材にした、
「とある映画」のワンシーンだ。
====
男性A「社長!オーケーです!」
社長 「おう。」
男性B「オッケー!」
社長 「どうだいみんな、忘年会は箱根あたりで派手にやるかな?」
社員達「・・・おお!」「・・・よし!」
女性A「それよりもー、3ヶ月分の給料、おねがいしまーす。」
社長 「誰だぁ、不景気な声、出すのは?」
社員達「はははは!」
社長 「3ヶ月分の給料はモチロン、ボーナスの事も考えてるよ。」
社員達「おおおっ!」
====
ははは!なんと陳腐な時代設定だ。
オッケーだの、ボーナスだの、現代的すぎるだろ。
この時代はもっと、日本的だったはずだ!!!!
・・・ところが、この映画が撮られたのは、「1950年」だ。
映画「醜聞(スキャンダル)」からの引用だ。
そんな馬鹿な!
その時代、こんな会話があるはずがない!
こんな「現代っぽい会話」は、あってはならないんだ!
・・・1950年なのだから!!
こんなのもある。
これは、映画「素晴らしき日曜日」のとあるシーンで、
画面の端っこに10秒ほど映っている「立て看板」だ。
どう見ても「バレンタインデーのダンスパーティー」と書いてある。
しかし、ここで恐ろしいのは、
この映画が撮られたのが「1947年」だという事だ。
・・・んな馬鹿なっ!
1947年にバレンタインデー!
有り得ない!あってはいけない・・・はずなんだ!!
60年前に生まれてない俺が1953年の日本人を演じるには、
文字情報や写真、映像などを参考に当時にタイムスリップするしかない。
そこで「先入観」を捨てなければ、
「1953年の日本人」ではなく、
「現代人が考える1953年の日本人」になってしまう。これはいけない。
時間が許す限りしっかりと調べ、
「1953年に生きた、9000万分の一日本人」になろうと思う。
2008年02月16日 映画
ホリゾント
さあ、撮影まで時間が無い。全力で準備をしよう!
まずは、髪型と服装だ。
この「8th Samurai」のベースになってる「とある侍映画」の照明技師達は、
どんな髪型や服装をしていたんだろうか。
そして、昭和28年の一般的な髪型は、どんなものだったんだろうか?
俺はまず、片っ端から資料をかき集め、それに目を通した。
運よく、当時の撮影現場で照明技師をしていた方の
インタビューを見つけたので、それを参考にさせて貰う事にした。
その映像を印刷した物と、
当時の「流行髪型一覧」を持ち、俺は全力で床屋へと向かった。
「これでお願いします。」
バッサリやって下さい。バッサリ。
バッサリ。
この後で、監督や他のキャストと初の読み合わせがあった。
ここで初めて台本を他のキャストと読んだわけだが、
俺は自分のたった2つの台詞が心配でたまらない。
照明の事なんか、さっぱり分からないから、
言葉にリアリティが無い。
・・・よし、今度は計器の使用法を覚えよう。
当時、光の強さを測る「露出計」は、ウェストン社の物しかなかった。
最新の「Weston Master III」は、シネモデルと呼ばれていて、
映画の撮影を見越して作られていた。
これがそのウェストン露出計だ。
本物が手に入ればよかったんだけど、
残念ながら、撮影まで時間が無いので間に合わない。
「取扱説明書」なら見れるから、これを見ながら勉強するか。
・・・まてよ。
もしも買えないのなら、自分で作ればいいじゃないか!
++++
<ウェストン露出計:Weston Master IIIの作り方>
●材料
ステレオスピーカー $1
タッパー 2個
プラスチックのフタ 1個
●作り方
1、あれこれします。
<完成>
++++
うむ。余は満足じゃ。自己満足じゃ。ああ楽しい。
ダイヤルの目盛も再現したので、一応ちゃんと使える。
さあ、準備はまだまだだ。本気で行くぞ!
2008年02月13日 映画
空に星は見えない。
AFI(アメリカ映画協会:American Film Institute)という団体が撮影する、
8th Samurai(八人目の侍)という短編映画に、
照明助手の「山下」として出演する事になった。
http://www.the8thsamuraimovie.com/
「硫黄島」で共演した俳優仲間が多数出演する事もあって、
このプロジェクトの事は聞いていた。
でも昨日、キャスティングディレクターの方から連絡があり、
「照明助手その1」の役を演じる人を探しているとの事だった。
「僕でよければ、お願いします」とメールしたところ、
監督から「是非ともお願いします。」と返ってきた。
そこで、マネージャーの「マイク」と相談した。
俺 「マイク、この映画のこの役を演じたいんだけど・・・」
マイク「・・・え、でも、ユウキ、この役は役名が無いよ。」
俺 「知ってる。」
マイク「・・・セリフも、この2つしか無いんじゃない?」
俺 「知ってる。」
マイク「・・・・・・大丈夫かな。
それって、君のキャリアにとって、マイナスになるんじゃないか?」
俺 「・・・・・マイク、もう一度確認するけど、
俺は「スター」を目指してるんじゃなくて、
「俳優」を目指してるんだ。
自分がスターになる事には全く興味が無い。
君も良く知ってる通り、俺達日本人の役は、ほとんど無い。
そのほとんど無い日本人の役を、大勢のアジア人で奪い合ってる。
セリフが英語だったら、
プロダクションは日本人を使う事にこだわらないから、
「アジア人俳優全て」が競争相手になる。
セリフが日本語だったら、
興行的に考えて日本から俳優を連れて来るから、
「日本のスター」が競争相手になる。
・・・俺はまだ、俳優として経験不足だよ。
現時点でこの競争に勝てるとは、到底思えない。
今は、とにかく一つでも多くの現場を経験したいんだ。
俳優としては、きっとプラスになるはずだよ。」
マイク「・・・でもね、ユウキ、IMDb(ネット上の俳優データベース)を、
キャスティングディレクターが見たら、どう思うかな。
せっかく硫黄島、ピンクパンサーと、役名のある主役級の役を
演じてきたじゃないか。
でも、その次が「照明助手1」じゃ・・・、」
俺 「分かってる。俺をオーディションに送るのが、
やり難くなるって言いたいんだろ?キャスティングにナメられるから。」
マイク「・・・うん、まあね。」
俺 「大丈夫。心配いらない。
これが20、30個と積みあがれば、
その、こなした役の数自体が、
もっと大きな力になるはずだよ。
俺も演技が磨けて一石二鳥じゃないか。
・・・それに、映画のスチール写真がある。
もしも、キャスティングディレクターが
何らかの映画で俺の顔を覚えていれば、
その映画以外で俺が何をしてようが、
向こうは気にしなくなるんじゃないか。」
マイク「・・・かもしれないね。」
俺 「・・・だから、いいよね。是非ともやりたいんだ。」
マイク「じゃあさ、これはどうかな。
ちょっと、監督に連絡させてよ。
照明助手1に役名を付けれないか聞いてみるよ。・・・それはいいよね?」
俺 「もちろん。ありがとう、マイク。」
マイク「こちらこそ、ありがとう。共に前に進んで行こう。」
・・・こうして、照明助手の「山下」を演じる事になった。
「ハリウッドスター」ではなく、
「ハリウッド俳優」を目指す俺にとって、マイナスになる事など何も無い。
もしも演技に失敗したら、それこそが最大のプラスになるんだ。
失敗する事で自分の「弱点」を見つける事ができるのだから。
撮影までもう1週間も無いけど、死ぬ気で1953年の照明技師になろうと思う。
2007年04月05日 映画
バタフライ
コメディの短編映画の撮影は、たったの2時間で終わった。
俺が演じた役は「日本人男性」。
「とある危機」が世界中で起こっている事を証明する為に、一瞬だけ登場する。
喋ったセリフは即興で3行。
・・・非常に残念ながら、俺のセリフに下ネタは無かった。
ちなみに妻役を演じているのは、親友のナオコだ。
この短編映画は、6月のシルバーレイク映画祭で上映されるらしい。
登場時間はかなり短いと思うけど、面白い物が出来るといいな。
2007年04月02日 映画
地下で笑え!
SAGの短編コメディ映画にキャストされた。
先週の金曜日がプロデューサーとの面接だったわけだが、
もう今週の水曜日に撮影だ。
俺が演じるのは「復縁を迫る日本人」の役。
出演時間は10~20秒くらいだろうか。
このコメディ映画、本当に恐ろしいくらいに「下ネタ」だ。
つまり・・・、えーと・・・、「おげれつ」だ。
別に裸になったりとか、そういうシーンは無いんだけど、
話してる内容が凄まじいんだ。
俺の役もセリフも、強烈な事になっている。
・・・だが、俺は怯むつもりが無い。
逆に思い切り汚れ役やってやろうと思っている。
コメディを目指す者として、下ネタくらいでガタガタ言ってられない。
「全力」を尽くしてぶっ壊れて来ようと思う。
2006年02月17日 映画
大いなる異変
昨年の某日、俺はワーナー・ブラザーズのスタジオ内で
「とある大作映画」のオーディションを受けた。
あまり詳しくは言えないのだけれども、
その映画は「とある有名監督」が手掛ける作品だ。
その大作映画に・・・・
.
・・・・・・なんと俺がキャストされた!!!
・・・それも端役じゃない!「役名」まである!
自分でもとてもじゃないが信じられない。現実感が無い。
撮影は3月。俺は1~2ヶ月ほど撮影に参加するらしい。
うわぁぁああぁぁあ、一体何が起こっているんだ!!
投稿者 ユウキ : 03:59 | コメント (9) | トラックバック
2005年10月18日 映画
アクションマスター
今日もワイルドスピード3の撮影にエキストラとして参加した。
集合時間は昨日と同じく朝の6時半。
今日は「第2班」に配属された。
「第2班」は主にアクションシーンを担当しているらしく、
現場は焦げたタイヤの煙と排気ガスが、もうもうと立ち込めていた。
お昼頃、俺はスタッフに告げて撮影現場を後にした。
何故かというと・・・オーディションが入っているからだ!
残念ながら今日のエキストラとしての報酬は貰えないが、仕方が無い。
もしもエージェントのマイクに
「エキストラがあるので今日のオーディションには行けません」
なんて言ったら・・・それは大変な事になるだろう。
「ユウキ。君は何の為に演技をやっているんだい!?
俳優として成功する為だろう!!
エキストラの為じゃないだろう!!!」
・・・てな事を言われる・・・と思う。しかもそれは正しい。
だから、可能な限りエージェントのオーディションには参加しなきゃいけない。
さて、今日のオーディションは
FOXの「フリーライド」というテレビショーらしい。
俺の役は「空手家」。
・・・また 武道家 か!!
ホント武道家ばっかだな。アジア人の役は。
セリフは全て即興。
3分間、キャスティングディレクターと即興のシーンをやった。
くっそぉ。絶対にまともな役を取ってやるからな!
投稿者 ユウキ : 23:20 | コメント (3) | トラックバック
2005年10月17日 映画
通行人Aを探せ!
今日はワイルドスピード3(The Fast & The Furious 3)の撮影に
エキストラとして参加して来た。
朝6時半から夕方6時半まで。12時間も頑張った。
日本が舞台だけあって、
エキストラは見知った顔が集まった。
俺はたとえエキストラであっても全力で頑張るわけだが、
ただでさえデカい身体なので、どうしても目立ってしまう。
おかげで助監督のゲリーにすっかり覚えられてしまった・・・
彼が言うに俺は俳優のベニシオ・デル・トロに似ているらしく、
「みんなベニシオを見習って頑張れ!」
とマイクで支持を出される始末。
「目立たないようにする」という面でエキストラは難しいなぁ・・・
投稿者 ユウキ : 01:21 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月03日 オーディション
裸の海賊
朝、いつものようにエージェントのマイクから電話が掛かって来た。
マイク「ユウキ!コールバック(二次選考)だ!
例の君が「うさみみ」を着けて行ったゲームのCMだ。
明日の昼12時30分。頑張ってくれ!」
きたあああああああああ!!
・・・やはり来たか!
うさみみパワーで頑張らねば・・・!
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の二次オーディションは
バーバンクに位置するディズニースタジオの中であった。
俺は「例の格好」で堂々と会場に入った。
会場内には100人くらいの参加者が居た。全員アジア人だ。
俺はサインインを済ませると、椅子に腰を下ろして呼ばれるのを待った。
オーディションは10人一組で行われた。
まずは上着を脱いで上半身裸でポラロイド写真を撮られた。
その後「そのままの格好」でオーディション室に招き入れられた。
せっかく「特別な格好」をして行ったのに、「上半身裸」じゃ意味が無い!
オーディション室内には10脚の椅子が横一列に並んでいた。
俺達のグループは機械的にその椅子に座らされた。
「ようこそ。今から何をするのか簡単に説明します。
これからみんなには海賊になって貰います。
彼等はもう何日も水を飲んでいません。
そこに置いてある水のボトルが最後の一本です。
それを奪い合って下さい。くれぐれも怪我をしないように。
しばらくするとキャプテンが帰って来ます。
そこで恐れおののいて下さい。
では、始めましょう。」
彼が言うが早いか、俺は水のボトルに飛び付いた。
そして他の9人から揉みくちゃにされた。
痛たたた・・・、誰か知らんが引きずるのは止めてくれ。
「・・・はい、そこまで。」
1列に並ぶ10人。
「・・・俺の水を飲んだのは誰だ!」
「・・・さぁ?」
「アイツです!」
「知らないなぁ。」
「コイツです!」
「・・・お前、どこの出だ!」
・・・来た!
実はオーディション室に入る前、
キャスティングの一人からこういう説明があった。
「オーディション室に入った瞬間から海賊として振舞ってくれ。
もしキャスティングディレクターに出身地を聞かれたら、
自分の出身地じゃなくて、海賊としての出身地を応えてくれ。」
俺はなんて言おうかずっと考えてた。
・・・とりあえず「俺は海の上で生まれた!」とでも言おうか。
「キャプテン」は端から順番に聞いていって、いよいよ俺の番になった。
「・・・お前、どこの出だ!」
「俺は上の生まれたで海です!」
・・・うわぁあああ!しまった!英語になってない!!
言う直す暇も無く、キャスティングディレクターは隣の人へ移動してしまった・・・
こりゃ駄目だ。がっくりしてオーディション室を出た。
約100人が全員揃った所で、
海賊として3次選考へ行く約30人が発表された。
当然俺の名前は呼ばれないわけで・・・
選ばれた人達はこれからトレーニングを受け、
最終的にカリビア海へ行く海賊を決めるらしい。
ちなみに海賊は頭頂部だけ丸く髪の毛を残した髪型になるそうだ。
それを聞いて海賊に選ばれなかった悔しさがちょっと和らいだのは秘密だ。
今回の失敗から2つの事を学んだ。
・オーディション会場に入った瞬間から悪役になりきると、
キャスティングディレクターから本当に嫌な奴だと思われ嫌われる。
・喋る時はまともにはっきりと言う。
常に上手く行くわけじゃないけど、これからも全力を尽くすつもりだ!
上半身裸で意味が無かった格好
投稿者 ユウキ : 23:53 | コメント (3) | トラックバック
2005年07月30日 オーディション
少し優しい狼に
今日はパイレーツ・オブ・カリビアンのオーディションだ!
有名映画だけあって、かなりの人出が予想される。
・・・さて、何を着て行こうか。
俺が狙うのは勿論「海賊」のパート。
やはりここは海賊っぽい格好をした方がいいのかな?
何か・・・彼等にアジア人の海賊のイメージを与えれる物がいい。
何か・・・彼等がそのまま映画内で使えそうなのがいい。
何か・・・他の人が着て来ないようなのがいい。
・・・よし、決めた。「これ」にしよう!
会場であるRicardo Montalban劇場は大混雑していた。
凄い数の人だ!
この規模のオーディションはニューヨークで参加した
「ビューティフル・マインド」のオーディション以来だ!
劇場内の椅子に座ってエキストラ用の用紙に記入している時、
キャスティングの人から恐ろしい説明を受けた。
「もしもキャストされたら、その時はツルツル坊主頭になって頂きます。」
・・・えー、ホントですか。
俺の頭はアリが住み着くほどモサモサしております・・・
俺の頭は後頭部が絶壁で直角になっております・・・
なんか海賊の役が一気に遠くなったように感じた。
用紙に記入した後で順番にステージ上に上がり、
ポラロイドカメラで写真を取って貰う為に2$支払った。
「できればシャツを脱いで下さい。」
写真を撮る前に係の女性がそう言った。
・・・だが、俺は敢えて着たままで写真に納まった。
Tシャツを着て来た人ならまだしも、
俺の場合は「特別な格好」をしているので着ていた方が良いような気がしたんだ。
撮影はあと16ヶ月間を予定しているそうなので、もしかしたら忘れた頃に
「明日ツルツル坊主頭にして下さいっ!」
なんて電話が掛かって来るのだろうか。・・・恐怖だ。
投稿者 ユウキ : 23:09 | コメント (3) | トラックバック
2005年07月27日 演技全般
3倍希釈
今日はミュージカルの授業の発表会だった。
俺は3曲歌ったんだけど、この2ヶ月の間に自分の歌唱法が上達したのが分かって嬉しかった。
その後、友人のラファエロの協力でデモテープに使う為の映像を撮影した。
22日に撮影した映像は逆効果なので使わない事にしたんだ。
ちょっとおかしく聞こえるかもしれないが、
「俳優のデモテープ」で演技力はあんまし関係が無い。
ここで重要なのは「いかにプロっぽく見えるか」。
キャスティングの人達はデモテープを見る時、
「この人に役を任せて大丈夫だろうか・・・」
と不安になりながら見てるわけだから、
「僕はプロですよ!ほら!」
と彼等を安心させてやらなければいけないんだ。
22日に撮影したカフェのシーンは明らかにアマチュアに見えてしまうので、もしも俺がこれを使ったら、彼等の反応は「なんだ。素人か」で終わってしまう。
それでは駄目だ。
プロっぽく見せなければ・・・!
という事で良いカメラを使ってモノローグ(一人芝居)を撮影した。
セットは照明1機だけ。他は何も無い。
照明1機を使って、新たな世界を作り出す。
撮影終了後、エージェントのマイクから留守電が入っていた。
マイク「ユウキ、このメッセージを聞いたら電話をして欲しい。
新しいヘッドショットの写真の撮影は、ちょっと待って欲しい」
・・・???
ユウキ「マイク、留守電聞いたけど、どういう事?」
マイク「ユウキ、君も知っての通り、僕はCM専門のエージェントなんだが、
君にインパクト・タレント・グループの映画専門エージェントの
面接を受けて欲しい。だから、ヘッドショットの撮影は少し待ってくれ。
詳しい事は明日教えるよ。」
へぇー、マイクはCM専門エージェントだったのか!
今まで知らなかった俺って・・・
家に帰ると、なんかご大層な封筒が届いていた。
差出人は「Screen Actors Guild」。
・・・え?SAG?
俳優組合が俺に何の用だ・・・?
封筒の中には両面印刷された一枚の文書が入っていた。
Dear Yuki:
Screen Actors Guildは、2005年7月15日に"Ask the Dust"で声優を担当されたあなたが、世界最高峰の本組合に入会する資格を有した事をここにお知らせします。
・・・なにぃいいいいいいいい!?
俺がSAGに入る資格を得ただと!?
本当か!?信じられない!
SAGはハリウッドで俳優を目指す人が常に夢見る組合だ。
ここに属さなければ成功する事は不可能なんだ。
誰でも入れるわけじゃない。
SAG映画に3本出演するか、大きな役を取らなきゃ駄目だと聞いてたのに・・・。
・・・待てよ?
ブラック・ニンジャ(SAG映画)
ラスト・サムライ(SAG映画)
Ask the Dust(SAG映画)
・・・ああ、なるほど・・・。
俺は気付かないうちに3本のSAG映画に出演してたのか。
今、どうやら俺は大きな流れの中にいる。
でも、流れに身を任せる事はしない。
流れに沿って全力で泳いで加速を付ける!
投稿者 ユウキ : 23:42 | コメント (2) | トラックバック
2005年07月25日 オーディション
プロローグ
今日は映画「アクター」のエキストラをやっていた。
別にお金が貰えるわけじゃないけど、特に忙しいわけでも無かったからだ。
朝の10時から中華街にあるサイゴンセンターで撮影は行われた。
眩しい太陽が照り付ける中、
商店街のアーケード通りを指示に従って行ったり来たり。
そんな時、俺のプリペイド携帯電話が鳴った。(振動した。)
マイク「やあユウキ、この前は面接に来てくれてありがとう。
エージェントのウィリアム・マイケルだけど。」
・・・!!
ユウキ「やぁマイク!どうしたの?」
マイク「ユウキ、君をクライアントとして迎えたいんだ。」
・・・?
・・・うおおおおおおおおおおおっっ
きたあああああああああぁあああ!!
ユウキ「そ、・・・それはグッドニュースだ!」
マイク「ユウキ今までにエージェントに属した事はあるかい?」
ユウキ「いや、無いよ。」
マイク「エージェントがどういう物か分かるかい?」
ユウキ「・・・思うに、エージェントと俳優はお互いを支え合うパートナーだと思う。」
マイク「うん。僕達はまず君を3ヶ月サポートして、
君がどれだけの能力を持っているか試したいんだけど、いいかい?」
ユウキ「望むところさ!」
マイク「オッケー。契約の詳しい内容について話そう。」
マイク「まずは映画だけど、組合に属している大型映画の場合、
僕達エージェンシーは君の取り分の10%を頂く。
独立映画などの場合は20%。いいかい?」
ユウキ「分かった。」
マイク「あとユウキ、君とはパートナーになるわけだから、正直に言おう。」
ユウキ「どうしたの?」
マイク「僕が考えるに、君はコマーシャル顔では無いと思う。」
ユウキ「そうかもね。」
マイク「あと、君のヘッドショット(顔写真)だが、何か足りないと思う。
撮り直す予定はあるかい?」
ユウキ「もしも必要なら、撮り直すよ。」
マイク「ユウキはインターネットのオーディションサービスを使ってるかい?」
ユウキ「一応Actors Accessに登録してるけど、まだ年会費を払ってないなあ。」
マイク「では、できるだけ早く登録して欲しい。
L.A. Casting や Breakdown Services なんかもだね。」
ユウキ「分かった。」
マイク「とりあえず、明日オフィスに来てエージェンシーのロゴを受け取って欲しい。
君は今からこれを自分の履歴書などで連絡先として使う事になるからね。」
ユウキ「そうだね。」
マイク「それじゃ、また明日!」
ユウキ「それじゃ!」
・・・エージェントが!
・・・とうとう俺にエージェントが!!
・・・渡米5年目にして、初めてのエージェントがっ!!
もうね、死ぬ気で頑張るよ。
これからの活躍に期待して欲しい!よっしゃ行くぞ!
投稿者 ユウキ : 22:22 | コメント (5) | トラックバック
2005年07月20日 オーディション
人種の限界を超えろ
"Want of Opportunity"という映画のプロダクションから電話があり、
大至急「デモテープ」を送って欲しいとの事だった。
でも・・・俺はデモテープが無い。
急いで作る事はできるけど、良い物はできないだろう。
デモテープが無い場合は「チャッド」に電話してくれと言われたんだけど、
募集要項のプロデューサーの欄に書かれている「チャッド」さんとこの「チャッド」さんは同一人物なのでは・・・?
35mmフィルムの本編映画で、撮影はメキシコ。
募集要項に「アジア人」や「日本人」の欄は無いにも関わらず
彼等は俺に電話を掛けて来た。
・・・どうしても役を取りたい。
アメリカ人でも演じれる役を日本人の俺が取ってこそ、
俺は初めて「ハリウッド俳優」を名乗れるような気がする。
明日、気合を入れて「チャッド」に電話しよう。
投稿者 ユウキ : 23:07 | コメント (0) | トラックバック
2005年07月11日 オーディション
心地よい自棄
ワイルドスピード3(Fast and Furious3:Tokyo)の
オーディションに俺自身も応募した。
毎朝のコールドリーディング(台本読み)のトレーニングで
最近はずっとこれの台本ばかり練習していた。
・・・まぁ、自分でも分かってる。
俺はどう見ても高校生に見えないって事くらい。
しかも彼等は現時点で日本人男性を募集していない。
でももしかしたら、「何か」に引っ掛かるかもしれない。
俺に出来る何かがあるかもしれない。
それを決めるのは向こう側だ。俺じゃない。
その少しの可能性に懸けたいと思う。
友人のラファエロに協力して貰い、学校で撮影した。
基本的にシリアスに・・・、ただしラストにコメディの要素を取り入れて撮った。
もしもキャスティングの人達が俺を見て何も感じなかったら
テープの最初の5秒間しか見られないだろう。
「タイプキャスト(見た目キャスティング)」とはそういうもんだ。
ただ、もしも何かの間違いで彼等が俺のシーンを最後まで見たら・・・、
そしたら・・・、ラストでの俺の突然の変貌ぶりに仰天してしまう事だろう。
・・・どうか、良い間違いが起こりますように。
投稿者 ユウキ : 22:41 | コメント (0) | トラックバック
2005年06月30日 映画
素晴らしき日
映画"Ask the Dust"のオーディションはパラマウントスタジオの
クロスビーADRスタジオで行われた。
ADRというのはAutomatic Dialog Replacementの略で、
日本語で言う「アフレコ(声あて)」と思って問題無い。
オーディションに参加していたのは、
青年役に7人、少年役も7人。
俺は青年役だ。
まずロバート・タウン(Robert Towne)監督が簡単にシーンの説明をし、
それからオーディションで使うシーンを皆で何度か観た。
シーンはコーリン・ファリル(Colin Farrell)演じる主人公が、
海岸でフットボール(ラグビー)に興じる日本人少年達に混じって遊んでいるシーンだった。
俺達は今からこのシーンに合った声を出さないといけないわけだ。
まず選ばれたのは俺こと「ユウキ」と、同じく「ユウキ」という名の少年だった。
ダブル「ユウキ」だ。
だが、少年ユウキは緊張のあまり固まってしまい声が出ない。
困ったスタッフは少年ユウキの代わりに
別の日本人男性を使ってオーディションをスタートする事にした。
そこで選ばれた俺ともう一人の日本人とは・・・
「ユタカ」だ。
彼は俺がラストサムライのオーディションに行った時もパートナーだった。
あの時は一緒にチャンバラをした。そして2人共キャストされた。抜群の相性だ。
俺達2人はスクリーンを見つめながらシーンに合った声を出していった。
スタッフが「大きな声が欲しい」と言っていたので、2人で元気良く思い切りやった。
・・・終わった。
するとタウン監督がミキサー室からマイクを使いわざわざコメントを出してくれた。
「君達2人共素晴らしかったよ!」
その後、他の俳優達も2人づつペアになってアフレコをしたわけだけど、
ここで恐ろしい事実が明らかになった。
子役用に来ている7人全てが日本語を話せない!
なんてこった。
日本語の声のオーディションなのに日本語が話せないなんて。
ちなみに青年役は7人中5人が日本人だ。
スタッフにも日本人は居ないので、
俺が付きっきりで子役の傍に付き、セリフを耳に囁く事になった。
だけど・・・、これは厳しい。
俺 「こっちこっち!」
子役「コチコチー!」
俺 「ちょうだい!ちょうだい!」
子役「チョダーイチョダーイ!」
俺 「待って待って!」
子役「マテマテー!」
俺 「はやく!」
子役「ハヤクー!」
ううむ・・・
オーディションが終わった。
スタッフはミキサー室の中で話し合い、そして結果を伝えた。
「皆さんお疲れ様です。今から結果を伝えますが、
結果に関わらず、皆さん素晴らしかったです。
残って頂きたいのは・・・、
ユウキマツザキ・・・・、
ユタカタケウチ・・・、
そして子役は・・・、」
おおおおおおおおおおお!!!
取ったっっ!!!
すげえ!取った!・・・しかもユタカも取った!
俺達の声の大きさが高く評価されたようだ。
さあ、本番へ移ろう!
本番と言っても、やる事はオーディションと全く同じだ。
映像を観て、それに見合った声を出す。
俺と子役のうちの一人、ユタカともう一人がペアになった。
まずは子役に日本語を教える事から始める。
俺 「にいちゃん!こっち!」
子役「ニチャーン!コチー!」
俺 「にいちゃん!こっち!」
子役「ニーチャーン!コッチー!」
俺 「にいちゃん!こっち!」
子役「にーちゃン!こっチ!」
俺 「そうそう!」
ユタカももう一方の子役に日本語を教えている。
本番では・・・俺達のペアは何と1テイクでOKが出た。
ユタカのペアは子役が「ちょだーイ!」しか言ってなかったので
8テイク掛かった。
結局スタッフも諦め、子供はアメリカ人という設定に変えて
いくつかのセリフを英語で録った。
できあがった物を聞いて、俺はいくつか気になった。
今、日本語で「ボール」という単語が聞こえたような・・・。
(設定は1933年)
指摘したけど、
「少しの英語は大丈夫。一応舞台はカリフォルニアという設定だから。」
との事。
こういう時、スタッフに日本人が居ればな、と切実に思う。
多分俺の声は他と混じってるので聞いても殆ど分からないだろう。
もしも高い青年の声が聞こえたら、それが俺の声だ。低い方がユタカ。
帰り際、映画「War of the Worlds(宇宙戦争)」の上映開始を記念し
パラマウントスタジオ内で大バーベキュー大会が催されていたので
俺も少し立ち寄って美味しいバーベキューをご馳走になった。
・・・良い1日だった。明日も頑張ろう!
投稿者 ユウキ : 22:18 | コメント (3) | トラックバック
2005年06月29日 オーディション
埃に聞け
キャスティング・ディレクターのマリー・アンから電話があり、
明日のオーディションの詳細を聞いた。
これは"Ask the Dust"という新作映画で、
求められているのは1933年にカリフォルニアの海岸で
「フットボール」をしている15~18歳の日本人青年の声らしい。
この「フットボール」がサッカーを指すのかラグビーを指すのかは
マリー・アンもちょっと分からないとの事。
オーディションを通過した場合は即日でレコーディングを行うので、
必要書類を全部持って来てくれと念を押された。
さーて、ベストを尽くしましょう!
投稿者 ユウキ : 10:57 | コメント (0) | トラックバック
2005年06月24日 オーディション
姿なき挑戦
キャスティングディレクターのマリー・アンという人から電話があり、
来週30日にパラマウントスタジオで行われる
映画のオーディションに参加して欲しいとの事だった。
これも声の仕事で、求められてる声の年齢は15~18歳、
舞台は1935年らしいので、相応の言葉遣いができる人を探してるらしい。
ミュージカル「なでしこ」では1940年代の14歳だったので、
頑張ればなんとかなるかな・・・?
ベストを尽くせるよう、もう一度資料に目を通しておこう。
投稿者 ユウキ : 22:29 | コメント (0) | トラックバック
2005年04月29日 映画
次から次へ
学生映画の発表会へ行ってきた。
俺は2本に出演している。
1本は友人のイリットが監督したコメディの短編映画「Psychic(サイキック)」。
俺は占い師に騙される虚弱体質の青年を演じている。
2本目は、俺が従兄弟の結婚式の為に作ったビデオレターだ。
前もって準備し30分で撮ったのだが、あまりに評判が良いのでお披露目となった。
今度、エージェント用にデモテープを作ろうと思っているので、
新たにストーリーボード(絵コンテ)を描こうと思う。
もちろんコメディだ。テーマは「More is More」
投稿者 ユウキ : 20:29 | コメント (0) | トラックバック
2005年04月20日 コメディ
密室のコメディ
マイク(コメディのコーチ)の映画製作パートナーにジェイムスという人がいる。
眼鏡を掛けた小柄のおじさんなのだが、彼から取材を受けた。
彼は現在コメディアンに関するドキュメンタリー作品を制作しているらしい。
簡単な質疑応答だけのはずだったのに、どんどん乗って来て
スタンド・アップ・コメディからコメディのモノローグまで披露し、
気が付くと30分以上経ってしまい、テープが切れてしまった。
最初は少し緊張したが、途中からは2人で大笑いしながらネタを披露しまくった。
もう90時間以上のテープがあり、これを90分に編集するそうだ。
俺のインタビューが1分でも、いや、10秒でも残ってると嬉しいが・・・
投稿者 ユウキ : 20:05 | コメント (0) | トラックバック
2005年04月19日 演技全般
期待を裏切れ
新しく作るコメディのヘッドショットを印刷に出した。
カラーの確認用の試し刷り $10
10×8インチのヘッドショット(リトグラフ) カラー 200枚 $115
名刺 リトグラフ カラー 150枚 $65
小計$190.00
TAX$ 15.68
合計$205.68
今回のヘッドショットは、今までの物とは趣向が全く違い、
自分の中では実験的な要素も含まれている。
従来のヘッドショットの常識を完全に無視し、
「見る人を笑わせる」「興味を持ってもらう」という事を最大の目標としているからだ。
全米広しと言えどもここまでふざけたヘッドショットを持ってるのは俺だけのはずだ。
撮影は監督で友人のラファエロが担当し、デジタル修正は俺が自分で行った。
正攻法でやっていたら2年間もすぐに過ぎ去るし一発当てる事もできないだろう。
裏をかき、意表を突かなければならない。
アクションスターでない日本人のコメディアン求められてないのだから、
自ら売り込むしか無いのだ。
固まったシステムから抜け出し新たな道を作るにはそうするしか無い。
投稿者 ユウキ : 23:58 | コメント (4) | トラックバック
2005年04月10日 オーディション
素晴らしき会社
ハリウッドには日本人のキャスティングディレクターがいる。
彼女の名はYumi Takada。
ハリウッドに住む日本人アクターでその名を知らない人は無いだろう。
Yumiさんがキャスティングをしている日本映画のオーディションへ行ってきた。
配給会社は東映。
台本の内容は、日本の食品会社が
様々な困難に打ち勝ちながら米国進出を果たすというもの。
サラリーマン金太郎の国際版といった感じだ。
日本人の監督は苦手だ。
でもこれもまた経験・・・か。