2008年11月24日 テレビ
カステラには牛乳
先週の月曜日に参加した、
「新作テレビシリーズ」の、二次オーディションに呼ばれた。
・・・よし。さい先いいぞ!
さすが二次選考だけあって、
オーディション室内には、関係者が6名もいた。
みんな気が張ってる様子はなく、
フレンドリーで、和気あいあいとしていた。
俺のセリフは2行だけなので、
オーディション自体は1分もかからなかった。
出来は・・・50点。まあまあだ。
一次オーディションの方が良かったように思う。
よし、次に向け、また気合を入れよう。
2008年11月20日 オーディション★2
けっぱろう!
ハリウッドのベテラン日本人キャスティングディレクター、
「高田ゆみ」さんの主催するオーディションに参加した。
全編日本語の「短編映画」で、撮影はニューヨークだそうだ。
・・・ニューヨークか。懐かしいなあ。
監督は大学で4年間日本語を専攻したらしく、日本語ペラペラだ。
それに、わざわざニューヨークから来てるだけあって、もの凄い気合だ。
オーディションは、一人約30分という、濃い内容だった。
しっかりと衣装を揃え、セリフを覚え、
小道具も作り、気合を入れて参加したんだけど、
途中で頭に血が上って、「宮崎弁」になった。
・・・主人公は青森人だから、せめて「津軽弁」じゃないとね。
よし、次も頑張ろう!
2008年11月17日 テレビ
バジャバジャ
今日は、「新作テレビシリーズ」のオーディションに参加した。
俺が演じたのは、「日本人科学者」の役だ。
まずは「科学者」について調べ、学習し、
セリフを英語から日本語に翻訳し、それを完璧に覚え、
台本に書かれてある通り、白衣を身にまとった。
・・・それから、「自作のでたらめ名札」を付け、
「なんちゃってPHS」を首からぶら下げて・・・
・・・よっしゃ、これで完璧だ!
さあ、オーディションに行こう!
今度こそは役を取る!!
オーディション会場には、
「ヘッドショット(顔写真)による一次審査」をパスした
日本人の俳優仲間達が何人か待機していた。
お互いに、ベストを尽くして頑張ろう。
結果は、60点だった。
・・・うん。悪く無い。
やるだけの事はやった。
よーし、落ちた! さあ、次行ってみよう!
2008年11月07日 オーディション★2
兄弟姉妹
今日は、テレビシリーズのオーディションだ。
俺の役は、政治家へのインタビューを担当する、「政治部記者」。
そして今回も、日本人の役ではない。
セリフは・・・、大体こんな感じだ。
「公約の実現には上院与党の民主党との協議が不可欠ですが、
現状に対する不安はありますか?」
ひー
・・・と、とりあえず、セリフを覚え、
政治部記者のインタビューを研究し、
「マイク」と「記者証」を自作した。
「マイク」は料理用の「巨大スポイト」に布を被せたものだ。
そして、肝心のオーディションは・・・
うん、まあ、駄目だった。 20点だ。
よーし、次は頑張るぞ!
2008年10月06日 オーディション★2
宇宙の門
今日は、新SFテレビシリーズのオーディションに参加した。
俺が演ずる役は、主役級の科学者の役だ。
・・・科学者か。
医学をかじった事が、少しは役に立つかな?
この役は、本来は白人の役なので、日本人の俺は不利だ。
それプラス、専門用語を連発する科学者の役だから・・・
冷静に見ても、かなりキツイな。
・・・とにかく、自分のベストを尽くすのみだ!
セリフを完璧に覚え、衣装を揃え、
意識を集中してオーディション会場に入った。
会場内には、俺の他に白人の青年達が数人いた。
みんな、俺と同じ役でオーディションに参加してるんだ。
狭いオーディション室の中で、
キャスティング側の2人を前に、俺はシーンを演じた。
出来は・・・、30点だ。
よし、次行こう!
2008年09月03日 オーディション★2
乾いた果実
今日は、インターネット向けの、コント番組のオーディションに参加した。
俺が演ずる役は、「アジア系ニュースキャスター」。
・・・ニュースキャスターか。難しそうだ。
今の俺の英語力で、果たして可能なんだろうか。
不安だ。
しかも、さらに悪い事に、オーディション用の台本は、
オーディション会場でしか手に入らないそうだ。
・・・はあ。
とりあえず、ニュース番組を片っ端から視聴し、
ニュースキャスターの読み方を、可能な範囲で研究した。
・・・でも、たったこれだけの努力で、
日本人の俺が、他のアジア系俳優に英語の演技で勝てるだろうか?
んな馬鹿なッ!! そんなに甘くない。
やはり、一刻も早くオーディション用の台本を手に入れなければ・・・
++++
俺は自分のオーディション時間の1時間前に会場入りした。
もちろん、できるだけ早く台本を手に入れるためだ。
会場でオーディション用の台本を受け取り、
一度自分の車に戻って、そこで練習する。
うわっ、5枚もある。
・・・えーっと、なんだこの単語は、「arid」?
アリッド?エアリッド?・・・意味も分からない。
よし・・・。さっそく辞書で調べよう。
って、アレ・・・?
・・・うわああああああっ、辞書がない!!!
致命的なミスだ。まさか辞書を忘れるとは・・・。
でも、もう逃げられない。やるしかない。
とりあえず、文脈とスペルから
「arid」はおそらく、「スカスカ」だろう、と当たりをつけ、
知ってるフリを押し通す事にした。
結果は・・・、20点。 酷いもんだ。
セリフも詰まったし、
ニュースキャスターっぽさも出せなかった。
くっそおおお、悔しい!!
この悔しさをバネに、また勉強しよう。
2008年06月13日 オーディション★2
ノイズに注意
久しぶりに「コメディのテレビシリーズ」のオーディションに行って来た。
最近はオーディションが殆ど無いからキツい。
数少ないチャンスを物にすべく、全力を尽くさねば。
今回俺が演じたのは、「人の排泄物が好きな青年」だ。
・・・・・・。
・・・内容は過激ではあるが、コメディとして面白いのであれば全く問題無い。
人種を限定していない役のオーディションなので、ある意味チャンスだ!
オーディションルームで、俺はキャスティングディレクターを前に
大真面目で「その青年」を演じた。
キャスティングディレクターの指示を聞きながら、3パターンも演じた。
でも、残念ながら3パターン目の演技で失敗し、
不満の残るオーディションとなった。
さあ、次のオーディションに備えるべく、本気で英語を勉強するぞ!!
2008年05月21日 オーディション★2
天使は空に舞う
新作テレビシリーズのオーディションに行ってきた。
今回俺が演じたのは、主役級の「スペイン系の若者」だ。
・・・なんで日本人の俺が「スペイン系の若者」役のオーディションに
行く事になったかというと、
「人種はスペイン系に限らない」という注意書きがあったからだ。
だからと言って、日本人をキャストするとは思えないんだけど・・・
俺は今回のオーディションに限っては「かなり」消極的だった。
・・・だって俺は今、撮影中じゃないか!
確かに「タクシー運転手」のセリフは2行だ。
傍から見れば「楽勝」なのかもしれない。
でも俺はこの限られた時間全てを「タクシー運転手」の役作りに使いたいんだ。
オーディションの準備に使う余力は無い!!2行をナメたらいけない!!
「セリフを完全に覚えなくてもいいから。
台本を手に持ったままでもいいから。
とりあえず行くだけ行ってみてくれないかな。
キャスティングディレクターが、ユウキを見てみたいそうなんだ。
だって、スペイン系の役に日本人の君を呼んでるんだぞ?
この役はテレビシリーズの主役級だぞ?
滅多に無い事じゃないか。」
「・・・分かった。そこまで言うなら、とりあえず行くだけ行ってみるよ。
でも、結果は期待しないでね。」
というわけで、6時間だけこのオーディションの準備に使う事にした。
6時間の間、俺は全力で取り組んだ。
17個のセリフを頭に叩き込んだ。
・・・でも、やっぱり上手く行かなかった。
寝不足で集中力が持続せず、本番で3回もセリフを間違えた。
くそ。悔しい。これが撮影中でなければ・・・。
・・・さあ、タクシー運転手だけに集中し、全力で取り組もう!