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2013年01月16日 オーディション★2
見渡す限りの地雷原
「とある短編映画」のオーディションに参加する事になった。
低予算なので、報酬は無いに等しいんだけど、募集されてる役が、
90年前にアメリカに移民として来た日本人の役なのだ。
・・・ちょっと前に書いた通り、
俺の「ひいおじいさん」は、移民ではないけど、
100年前にアメリカにいた。
・・・この役、ちょっとやりたいぞ。
ただ、これは、リスクもかなりある。
だってこの作品、宗教色が強すぎるのだ。
この短編映画をプロデュースしているのは、
とある教会の牧師さんだ。
自分の受け持つ教会が、
約90年前に、日本人の牧師によって作られたので、
その歴史を振り返る作品を撮りたがっているのだ。
・・・アレ?
なんか最近、似たような話をどっかで聞いたような・・・?
うぐぐぐぐぐぐ、どうしたもんか。
俳優に特定の宗教色がつく事は、実に良くない。
「ああ、あの俳優さんは◯◯教だから」
と、色眼鏡で見られてしまう。
俺はただでさえ、教会を建てた「ひいおじいさん」の影響で、
「キリスト教系」に見られてしまうのだから、
これ以上、そっちの方向に行きたくないのだ。
・・・「宗派が違うよ」なんて言ったところで、
キリスト教に詳しい人間しか、分かるワケが無いしね。
俺は俳優だ。
もし自分の役が宗教人だったなら、その人の生き方に敬意を払い、
神道、仏教、イスラム教、キリスト教、創価学会、
天理教、幸福の科学、サイエントロジー、ひかりの輪・・・、
偏見を持たず、誠心誠意、やらなければならないのだ。
しっかしなぁ・・・、
いくらアメリカがキリスト教系の国だったとしても、
キリスト教系→キリスト教系と、
2回連続でそっち系のイベントが続けば、
そりゃぁ、そういうイメージを持ってしまうよなぁ。
うーーーーーーむ。。。。
・・・とりあえず、オーディションだけでも受けておくか。
その後で、また悩もう。