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2012年03月22日  オーディション★2

小石で塔を築け

今日、マネージャーの「マイク」と協議して、
とある「重大な決断」をした。


ユウキ「・・・マイク、
    役名の無い、チョイ役をやらせて欲しい。」


マイク「え?・・・でも、『チョイ役要員』として
    キャスティングに見られないよう、
    最低限『役名』がある役を狙うって、決めたじゃないか。」


ユウキ「確かに4年前、『8人目の侍』の時、そういう話をしたし、
    マイクの言う、『最低限役名が欲しい』という
    その理由も、よーーーく分かってる。

    ・・・だって現に、そのおかげで、俺は主役級の
    オーディションを、いくつも受ける事ができたしね。


    ・・・でも、思い出してみて欲しい。


    俺があれから受けた、『主役級のオーディション』で、
    セリフが英語の役は・・・、ほぼ全て、
    アジア系俳優に取られてしまっているんだ。」


マイク「・・・確かに。」


ユウキ「このままでは、差は広がる一方だ。

    アジア系俳優は、どんどん実力を付けて行っているのに、
    俺は、英語の演技の実践経験が全く積めていない。


    ・・・正直に言うよ。


     このままでは絶対に勝てない。


    これから先、主役級のオーディションがいくつ入ろうとも、
    セリフが英語である限り、俺はこれからも、
    アジア系俳優に負け続ける。


    ・・・俺には、実際にセットに立ち、
    極限の緊張感の中で英語で演技をする、
    その生の経験が必要なんだ。

    そして、その経験に裏打ちされた実力で役をもぎ取るしか、
    彼らに勝つ方法は無い。


    ・・・だから、役名の無いチョイ役を、やらせて欲しい。」


マイク「分かった。

    ・・・では、例えばこの『コック』の役に、
    応募していいんだね。」

ユウキ「うん。」

マイク「この、『店員』の役に応募していいんだね。」

ユウキ「ぜひ。」


マイク「うん、分かったよ。最大限、協力する。」

ユウキ「ありがとうマイク。
    二人でなんとか、道を切り開こう。」


・・・さあ、新たなる出発だ。なんでもかかって来い!!!

投稿者 ユウキ : 22:54 | コメント (6)

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