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2011年06月27日  舞台劇『ブリッジ』

ダビデの噴火

午後8時から、11時半まで、
とある教会の聖堂跡で、舞台の立ち稽古。


今日のリハーサルは、荒れに荒れた。

問題を起こしたのは、
またも、主役のサックス奏者役の俳優だ。

・・・仮に、この俳優を「デリック」と呼ぶ事にしよう。


発端は、デリックが観客席に背を向けて
セリフを言っていたのを、監督に注意された事だった。

すると・・・、なんとデリックは逆ギレ。

 「んな事、言われなくたって、分かってるよ!
  俺を何だと思ってるんだ?俳優だぞ!
  これまで、70個以上、舞台に出演してんだぞ。」

と、自分の方が舞台の経験があると言わんばかりに、
監督を小馬鹿にした態度を取り始めたのだ。


・・・監督は、その時は何とか堪えたけど、
「デリック」が更に調子に乗って、自分がセリフを覚えていないのを
監督のせいにし始めたので、監督も爆発。

30分以上に渡り、大喧嘩が始まってしまった・・・。



デ「あのさ、さっき、俺のセリフが出てこなくて
   シーンが止まったのを注意されたけど、
   セリフが出てこない時に、俺にセリフを教えてくれるのは、
   アンタの責任だろう?それでも監督のつもりかよ。」

監「デリック、今、あなたとケンカをしている暇はないの。
   来週までに、必ずセリフを覚えて来て頂戴。
   じゃ、リハーサルに戻りましょう。」

デ「いや、これだけはハッキリさせて貰う。

   俺は別に、アンタに俺のセリフを言えと言ってるんじゃない。
   代わりに、別の誰かを用意してくれりゃいい。
   でもそれは、アンタの責任だ。俺の責任じゃない。

   俺のセリフが出てこないでシーンが止まったのは、アンタのせいだ。」

監「デリック、お願いだから、今はやめて。
   リハーサルしなきゃいけないから。ね?
   あなたも、いい大人なんだから、分かるでしょ?

   来週までに、セリフを覚えて来てね。
   はい、この話は、これで終わり。」

デ「はぐらかすな!!
   何でもかんでも、俺のせいにしやがって!」

監「デリック、座りなさい!
   いい加減にしなさい!」

デ「なあ!!みんなそう思うだろ!?
   俺のせいじゃないんだ。コイツのせいなんだ!
   コイツが監督として無能だから・・・」

監「デリック、いいから座れっ!」

デ「なあ!!おい!!どう思うよ!!
  俺のせいだと思うか?なあ!!」


・・・なんなんだ、このガキは。
これが、良い年したプロの俳優のやる事か?

今日は、デリックのせいで、
リハーサルの半分近くが無駄になった。


・・・だめだこりゃ。

投稿者 ユウキ : 23:51 | コメント (3)

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