« 言葉のしゃぼん玉 | メイン | らせん階段 »
2009年08月18日 とある映画その3
円周運動
セットから撮影本部に戻ってみると、どうもスタッフの様子がおかしい。
みんなチラチラとフェンスの方を見て、落ち着かない感じだ。
何事かとそちらの方を見てみると、
フェンスの向こう側で、一人の男が
巨大な望遠レンズが付いたカメラを、こちら側に向けて構えていた。
「・・・パパラッチが来てるんだよ。」
スタッフの一人が、苦々しそうな顔で教えてくれた。
・・・へえ、あれが「パパラッチ」か!!
話には聞いていたが、実物を見るのは始めてだ。
俺はトレーラー(待機所)の影から、パパラッチを観察する事にした。
・・・パパラッチは、遠くフェンスの向こう側で、
カメラを首に掛け、双眼鏡を構えて、こちらの様子を伺っている。
いつの間にか、一人増えて、二人組になっていた。
もっと良く見ようと、トレーラーの陰から出ると、
パパラッチは急に双眼鏡を外し、パッとこちらにカメラを構えた。
・・・おっと、見つかったか!
俺が急いでトレーラーの陰に戻ると、
パパラッチはカメラを下ろして、また双眼鏡を目にあてた。
・・・うーむ、なるほど。みんながソワソワするわけだ。
投稿者 ユウキ : 2009年08月18日 23:41
コメント
全力で写真を撮りに来ているパパラッチを、
ユウキさんが撮影。
ってなんだか愉快です。
↑投稿者 masumi : 2009年09月21日 09:15
>masumiさん、
どーも、こんにちわ!
パパラッチは、数時間もねばっていたそうです。
もしも自分がターゲットになったら、
とても逃げられそうにありません。
↑投稿者 ユウキ : 2009年09月23日 18:09
コメントしてください