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2009年06月27日  死ぬ気で音読★2

ミミズの行進

英語の本を音読しての勉強中に、
「発音」や「意味」の分からない単語に遭遇したら、あなたならどうするだろうか?

・・・きっと、辞書を引いて「正しい発音」と「正しい意味」を調べるはずだ。

俺の場合は、その後で、

1、引いた単語の「定義」を、蛍光ペンでマークし、音読し、
  「一度は辞書で引いた単語だよ!」という印を残す。

2、英語の本の、「分からなかった単語」の近くの余白部分に、
  引いた事柄を、しっかりと書き留める。

という2つの事を欠かさないよう、常に心がけている。



ちょっと手間は掛かるけど、今のところ「この勉強方法」が
どうやら一番自分に合っているようなんだ。

何より、自分の愛する辞書がだんだんに
蛍光ペンの黄色に染まっていくのを見るのは、
実に気持ちがいいとは思わないかっ


・・・。


まあ、えーと、とにかく、、
俺はこれまで、この「辞書引きのプロセス」を
何千回、何万回と、繰り返しながら勉強してきた。

ところが俺には、とある「秘密の弱点」があって、
その弱点のせいで、この「プロセス」が、
どうしても、毎回、数秒間ずつ、遅れてしまっていたんだ。


実は俺は・・・、

英語で文字を書くスピードが、他の人と比べて格段に遅いのだ。


 なーーんだそんな事か!・・・と、思われるかもしれない。


でも、たとえ一回につき数秒間の遅れであっても、
何万回も辞書を引いたら、その時間のロスは
積もり積もって、膨大なものになってしまう。

それに、限られた時間内で台本を読まなければならない時に、
もし「これ」が原因で「調べる作業」が1時間も遅れてしまったら・・・。
それは、俳優として、致命傷になりかねない。


・・・もしも、正せるのならば、正すべきなのだ!


でも、そもそもどうして「書くスピード」がそんなにも遅いのだろう・・・?

・・・実は、その「原因」はもう10年以上前から分かっていたんだ。
だからこそ余計に、俺はこの弱点を自分では認めたくなかった。


  それは俺が 「 筆記体 」 を理解できないからなんだ。


は・・・? 


「筆記体を理解できない」という意味が分からない。

  っつーか、筆記体なんて、中学1年で勉強したでしょ?

    君さ、もうアメリカに、9年間もいるんだろ?何してたの?

      いやいやいや、さすがに筆記体くらい、・・・書けるでしょう!


ところがどっこい、駄目なのだ!
「読める」とか、「書ける」とか、そういうレベルの話ではないんだ。



俺は、このたった「1文字」が何なのか、それすらも分からない!


何これ。ナイキのロゴの失敗作?
ドラえもんの鼻から口にかけて?


ううう・・・。自分が馬鹿すぎて、本当に嫌になる。
脳ミソの代わりにウニでも入ってんじゃないか。


確かに、中学1年の時に、英語の授業で筆記体は習った。

・・・でも、その時に俺は、

 「筆記体なんて、書けなくても大丈夫!
  近年では、アメリカでも教えてないらしいよ!」

と、勉強しない事を、完全に正当化してしまっていたんだ!


・・・それから14年間というもの、
「筆記体なんて必要ない!」という理念のもとで、
本当に全く一切勉強せずに、ここまで来てしまった。

そして、今になって、その「幼稚な判断」が、
自業自得の「ツケ」となって自分に降りかかって来たというわけだ。


全ては自分のせいだ。分かってる。
俺が学校で真面目に勉強してさえいれば、
こんな事にはならなかったのだ。


・・・でも、一体どうすればいいのだろう。
どうしたら、この状況は改善されるのだろう。


もちろん、答えはシンプルだ。
原因が分かっているのだから、そこを叩けばいいのだ!

14年間も遅れてしまったけれど・・・、


 「筆記体」を完全にマスターし、書くスピードを格段にあげる!!!!


これだっ!どう考えても、これがベストだ!
筆記体を、基礎からもう一度、しっかりと勉強しよう!!


 よし。そうと決まれば、早速行動だ!


えーと、まずはこれまで筆記体を放ったらかしにしてきた
自分自身の無知と無能を恥じ入る所から始めよう。


・・・これまで筆記体をずっとなおざりにして来て、


 ごめんなさい!!
 ごめんなさい!!
 ごめんなさい!!
 ごめんなさい!!
 ごめんなさい!!


 ごめんなさいッ!!!


うむ、心に響く真摯な謝罪を済ませ、胸いっぱいに自己満足したところで、
さっそく勉強に取り掛かろう!



全部合わせて、608ページ。


よーし、筆記体、覚悟しろ。
ギッタギタにしてやるからなっ!!!

投稿者 ユウキ : 23:03 | コメント (8)

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