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2008年05月27日 テレビ
戦慄のお遊戯会
子供向けテレビシリーズの2度目の「リハーサル」に参加した。
この「リハーサル」っていうのは、
つまりは「撮影のリハーサル」の事なんだけど、
俺たち役者にとっては、「本番」とほぼ同じだ。
・・・それというのも、悪夢のような「発表会」があるからなんだ。
リハーサルでは、まず監督が
シーンの中での役者の「立ち位置」を決め、
ジョークのタイミングを指示する。
それから、一通りそのシーンを通してみて、
更に細かい手直しを加え、
しっかりとした「面白いシーン」を作り上げる。
・・・そして、プロデューサーと脚本家の目の前で
たった「一度だけ」、そのシーンを発表してみせるんだ。
そこで、プロデューサーや脚本家に
演技がウケれば、そのシーンは残るし、
つまらなければ、何らかの変更が入る。
役者の演技が下手だったらセリフを減らすし、
逆に面白ければ、セリフが増える。
・・・まったく、なんつー実力主義社会だ。
生き残りたければ
今ここで実力を証明しなければならないんだ。
もうすぐ「発表会」が始まる。
俺は自分に与えられた「2行のセリフ」を、
何に変えても死守しなければ!
++++
実際に撮影に使う「キハダマグロ・タクシー」の車内で、
俺は他の役者と「発表会」に臨んだ。
俺の2行のセリフは
コメディの要素がかなり低いので
正直言って、かなり不安だった。
でも、2行目のセリフを喋った時、
プロデューサーが爆笑した。
おおおおおっ!ウケたっ!!ウケたぞ!
・・・どうしてウケたのかは全くわからないけど。
・・・さて、プロデューサーの目に、俺の演技はどう映ったのだろうか。
明後日の撮影で、果たして俺のセリフは残っているのだろうか。
結果はもうすぐ明らかになる。
俺はとにかくベストを尽くそう。