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2008年04月10日 オーディション
逆進準備
「とあるプロジェクト」の為の
3週間限定での勉強が終わった。
この3週間、大好きなゲームも一切せず、
寝る間を惜しんで昼夜を問わず勉強した。
・・・現時点で出来る限りの事はしたと思う。
この続きはプロジェクトにゴーサインが出てからだ。
さて、話は変わるけど、
今、「とある刑事テレビドラマ」の新番組の
オーディションが行われている。
・・・そして、その中に「アジア系の刑事」の役があった。
マネージャーの「マイク」は
どうしても俺をそのオーディションに
行かせたかったらしいんだけど、
キャスティングに断られた。
「ええ?駄目?本当ですか?
ユウキは経験もあるし、
役設定にもぴったりだと思うんですが・・・。」
「そうね、経験はあるわね。
でも、彼はかっこ良くないわ。」
・・・おおお!!キャスティングが断言した!
「かっこよく無い」と断言した!!
この理由で断られるのはこれで二度目だ。
なんでも、テレビの主役級の役なので、
「視聴者を惹き付ける事ができるほど
『ホット』じゃないと駄目」
だそうだ。ふーんだ。いいもんねーだ。
さて、もう一つ、テレビの新番組のオーディションに呼ばれた。
俺が演じるのは
「ド派手なゲイの受付」
の役だ。
マネージャーのマイクが手違いで
応募してしまったらしいのだが、
どーいうわけか、オーディションに呼ばれてしまった。
この役はアジア人の役ですら無い。
・・・とにかく、呼ばれたものは
全力でやり切るしかない。
よし。俺は全力で
「ド派手でゲイの受付」
を演じて来よう思う!では、行って来ます!
2008年04月14日 オーディション
前向け前
朝8時、電話が鳴った。
「ユウキ、オーディションだ!
今回は行くのは、
テレビシリーズの準スターで、宝石商の役だ。
時間は、今日の午後3時。
台本はメールで送るよ。
頑張ってくれ!」
よっしゃ。オーディションがまた入ったぞ!
俺はベッドから飛び起きると、
いそいそと台本を印刷し、早速勉強に入った。
・・・まずは台本を読み、理解し、
このテレビドラマの過去のシリーズを視聴して
番組の雰囲気を掴む。
次に、セリフを覚えながら、
宝石商の役に合った衣装を選んだ。
・・・くそ。時間が無い。間に合うかな。
俺は車に飛び乗ると、
何でも$1で買える「$1ショップ」を大急ぎで巡り、
シーンの中で使う宝石類を買い入れた。
よし。こんなもんだろう。
オーディション会場にて、俺はいつに無く緊張していた。
前回の「どハデな」の役もそうだったが、
今回の「宝石商」も、「日本人の役」ではない。
「日本人である必要性が全く無い役」なんだ。
・・・つまり、「日本人だから英語が下手」という言い訳が
通用しないわけだ。
しかも、急なオーディションだったので、
俺はセリフは覚えたものの、
宝石商に関する知識が全く無い。
セリフに後ろ盾が無いから軽い軽い。
雰囲気だけでやるしかない。
「・・・次は、ユウキさん。どうぞこちらへ」
いよいよか。
俺は室内に入り、カメラの前で、
キャスティング補佐の女性とシーンを始めた。
「どうも、ありがとうございました。」
終わった。出来は35点だ。
・・・はあ。
「アメリカ人の役」だと、
「英語が話せて当たり前」
というのが前提に来て、
それ以上に演技が求められる。
俺はその前提がまだクリアできないので、
一気に自信が無くなってしまう。
・・・これが日本語なら、宝石商についても
少しは調べる事ができたかもしれないのに。・・・くそ。
今更嘆いても始まらない。
より一層気合を入れて勉強しよう。
小学校の「科学」の教科をすっかり忘れていたので、
もう一度小学3年生に戻って、勉強し直しだ。
約700ページの化物みたいな教科書だ。
そりゃ小学6年生が「成層圏」だの「対流圏」だの知ってるはずだ。
気合入れろ!! 頑張るぞおおお!!!
2008年04月21日 オーディション
静物画
新作映画のオーディションに行ってきた。
これが今年に入って3つ目だ。
今回行ってきたのは「35~55歳の日本人男性」の役だった。
主人公が震え上がるくらいの「凄み」のある役らしかったので、
俺はチンピラみたいな格好で行く事にした。
金色のアクセサリー類が光っているけど、
実はとてもリーズナブルだ。
次のオーディションに備えて、今日も頑張ろう!
2008年04月23日 オーディション
闇に潜む影
今日はとあるアクション映画のオーディションに行ってきた。
この映画の話は聞いていたが、
俺はアクションが全く出来ないので、かなり消極的だった。
でも、マネージャーの「マイク」が、
「オーディションだけでも行ってみて。」
と言うので、行く事にした。
役柄は、日本人だったんだけど、
オーディション会場にいたのは、俺を除いて他は全てアジア系俳優だった。
・・・もう日本人俳優は一通り見終わったんだろうか。
運よく、今回のオーディションで演じたのは、
演技のシーンだけだったので、
なんとかやり過ごす事ができた。
・・・さあ、また英語の勉強に戻ろう!
投稿者 ユウキ : 23:55
2008年04月29日 オーディション
ドアが開きます
子供向けのテレビシリーズのオーディションに参加した。
俺が演じたのは日本のタクシーの運転手だったんだけど、
役設定に 「完璧な英語を喋れる」 と書いてあるからキツい。
予想通り、オーディション会場にいた他の8人は
日本人じゃなくて「アジア系俳優」だった。
セリフは全て英語、
・・・つまり、プロダクション側は日本人に一切こだわらない。
たとえセリフが日本語だったとしても、
「日本人の役」を日本人が取るのがどれほど難しいか、
俺はもう、身に染みて分かってる。
とりあえず、衣装は完璧。白い手袋までしてる。
あとは英語と演技だけだ。
・・・オーディションは、意外と上手く行った。
60点くらいの出来だ。
自分がいくら満足した所で、この役でキャストされるのはたったの1人。
オーディションは、受け終わった瞬間から「落ちた!」と思って
次を目指さなければならない。
よーし、落ちた!今度こそ頑張るぞ!
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