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2008年02月04日
何ができるのか
勉強中は足が冷えるので、
暖かい素材で出来たパジャマズボンを買う事にした。
帰宅ラッシュのハリウッド通りを
衣料品店に向かう途中、
反対車線に男性が2人横たわっているのがチラッと見えた。
周りには人だかりが出来ていて、
路地の奥の方を指差して、何かを叫んでいる。
・・・む、ひき逃げらしいぞ。
とっさに路肩に駐車し、
横たわる男性のもとへ走った。
一方の男性は軽症らしく、
自分で立ち上がって歩道へと向かった。
・・・しかし、もう一方の中年男性は、
意識はあるが、動けないようだ。
「彼を路肩に運ぶのを手伝って」
親族らしき女性にそう頼まれたが、
「いや、今は首を動かさない方がいい。
このまま救急車を待とう。」
と断り、
ダウンジャケットを脱いで男性に掛けると、
俺は交通の誘導に当たった。
・・・5分ほどして、救急車が到着し、
男性の首を固定して担架に乗せた。
どこの誰かかも知らないし、
どのように事故が起こったかも分からない。
路上には、男性が家族の為に買ったと思われる洋菓子が、
ビニール袋に入ったまま転がっていた。
彼が家族と楽しい食卓を囲める日が、また来る事を願って止まない。
投稿者 ユウキ : 2008年02月04日 19:56
コメント
その人が無事に助かりますように。
たすけてあげたゆうき、ありがとう。
ひき逃げなんて起こりませんように。
↑投稿者 yuko : 2008年02月05日 00:10
普通なら、心配して通り過ごしてしまう確率の方が高いのに行動を起こしたユウキさんは凄いと思いますよ。
かつ、冷静に、路肩に運ばず、ダウンジャケットを脱いで男性に掛けて、交通の誘導に当たった、というのは褒められるべき事だと思います。 そして、誘導の通り運転していた運転手の方々も。
ヒーローは、どこにでもいるかもしれないけど、本当のヒーローは、気付かない身近なところにいるものですねぇ。
↑投稿者 hiro : 2008年02月06日 06:06
救急法の勉強をしたことがありますが、ユウキさんの判断はとても良かったと思います。
動かさなくても安全が確保できる場合は、あまり動かすのは良くありません。
その男性が一日も早く回復されることを祈っています。
それと同時に私自身も運転しますので、事故には気をつけなくては、と改めて痛感しています。
↑投稿者 たまみ : 2008年02月07日 20:48
>ゆーこ
意識ははっきりしていたし、
呼吸が乱れてるようにも見えなかったよ。
ひき逃げは最低だね。
>hiroさん、
僕は、自分の取った行動がヒーローになるとは思いません。
この状況では、助けるのが当然だと思ったからです。
これからも状況を適切に判断し、
考えうる最善の行動を取りたいと思います。
>たまみさん、
首を動かした事により、二次的に頚髄を損傷したら、
一生障害が残ってしまいますからね。
人間誰しも間違いを犯すもので、
不注意で人に当たってしまう事はあると思います。
でも、それを知りつつ逃げた時点で、立派な殺人未遂ですよね。
逃げた犯人はが捕まる事を祈っています。
↑投稿者 ユウキ : 2008年03月12日 06:18
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