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2007年03月26日 オーディション
鏡の世界
親友の映画監督に頼まれ、
オーディションの手伝いをした。
オーディションに来た人の数は約200人。
3日間の日程だ。
「こちら側」から観るのは初めてだ。
一体、どのような違った景色が見えるのだろう?
俺は今までの自分の経験を生かし、
出来るだけアクターに全力を出して貰える環境を作った。
~オーディション終了後~
・・・・・あぁ、・・・疲れた。
肉体的にも精神的にもボロボロだ・・・。
まさか、オーディションがこんなにも疲れるものだったとは。
キャスティングディレクターの気持ちが良く分かった。
今回200人観てみて、色々な事を学んだ。
どのような俳優が「プロ」に見え、
どのような行為がキャスティングの人たちを苛立たせるのか。
これからの自分のオーディションに生かすべく、忘れないうちにリストにしておこう。
■プロの準備
1、セリフを完璧に覚える。
2、役に合った衣装を完璧に揃える。
3、髪型を役に合わせる。
4、事前に監督をリサーチし、その人の作品を観ておく。
5、台本を出来るだけ早く入手する。
■オーディション中の礼儀
1、100%のエネルギーでのぞむ。
2、自分のしている事に自信を持つ。
3、キャスティングの人達にはナイスに。
4、思い切り楽しむ
5、台本に書いてある事は100%実行する。
6、限界を超える。
7、演技指導を受けたら、270度転換する。
8、何でもトライしてみる。
■プロに見えない行為
1、セリフを覚えて無い
2、役と全く違う服装
3、目が泳いでる(自信が無い)
4、演技指導を聞けない
5、時間に遅れて来る
■してはいけない事
1、細かい質問
俳優「シーンの中のこの人は誰ですか?
その人の服は何色ですか?
どれくらいの身長ですか?
シーンの途中で、立った方が良いですか?」
2、リテイク願い
俳優「今のはあんまし良く無かった。もう一度やらせてよ。」
「・・・あれ?おかしいな。もう一度。お願いします。」
「ああ、駄目だ。もう一回!」
3、自分が受かったという前提で話す
俳優「撮影はいつですか?
え、その日はまずいなあ。
でもこの日なら開いてます。
あと、電話はこっちの番号にお願いします。」
4、中々帰らない
俳優「はいどうも、ありがとうございました。
・・・あれ?あなたどこの出身ですか?
ええ、本当に?そうは見えないわねえ。
私は○○の出身なの、それっぽいでしょ?
そういえば、私この前コンサートに行ったんだけど・・・(省略)」
事前準備は、自信に繋がる。
よし。これらの教訓を生かし、
これからのオーディション、その全てで全力を尽くし、燃え尽きよう!