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2007年03月04日 演技全般
スーパーカラーパニック
・・・ふぅ~、疲れた。
ヘッドショット(顔写真)を撮影してから、2週間。
ようやく写真の選考とデジタル修正が終わり、
9種類をオーディション応募用にアップロードし、3種類を印刷する事が出来た。
さて、俺の専属エージェントであるシーバが
彼女の13年の経験から選んだ写真は次の9枚だ。
それぞれの写真には違う使い道があって、
その使い道に沿った写真が選ばれている。
■探偵系。落ち着いていて、一途な男(映画用)
■考え深い男(映画用)
■きっと裏切る男(映画用)
■意外と純粋な男(映画用)
■良い奴(映画用)
■カジュアル系(CM用)
■ファミリー系。充実している男(CM用)
■ビジネス系。気楽な男(CM・映画用)
■ビジネス系。信頼できる男(CM・映画用)
今回一番苦しかったのは、「デジタル修正」のパートだ。
俺の「パソコンの画面の色」と、「写真屋さんの印刷機の色」が合わないんだ。
しかも印刷屋によって微妙に色合いが違うから、余計に混乱した。
とりあえず1枚テスト印刷し、その色とモニターを同期させ・・・
と、小難しい事をやっていたら、時間が掛かってしまった。
さあ、写真が一段落ついたので、勉強に戻ろう・・・
勉強すっぞぉおお!
2007年03月16日 演技全般
お転機ですか
俺の専属エージェントであるシーバがエージェンシーを閉じる事になった。
彼女は13年間エージェントをやってたわけだが、
もう、いい加減に疲れたらしい。
「この仕事は、どんなに働いても、
暮らしが全く良くならないの。
毎日1時間掛けて通勤して、
夜まで働いても、生活は全然豊かにならない。
わたしは、このまま死ぬのは嫌なの。
美味しい物を食べて死にたいのよ。」
彼女からこの事を知らされたのは1ヶ月ほど前だ。
俺は彼女の意思を尊重するので、
引き止めはしない。
仕方が無い事だと思っている。
・・・で、シーバが居なくなって、俺はどうするか。
今から、とあるエージェンシーとの面接に行って来る。
そのエージェンシーは俺の写真を見て、
「この人を是非クライアントとして迎えたい」
とシーバに言ったそうなんだ。
会ってみて、どんな話が聞けるか楽しみだ。
行って来ます!
2007年03月19日 オーディション
鶏舎
紹介されたエージェンシーのオフィスはバーバンクにあった。
小奇麗で明るいオフィス内には5つの小部屋があり、
それぞれにエージェントのデスクが備え付けてあった。
・・・俺が今まで居た『インパクト』よりかは大きいな。
映画とCMのエージェント、2人と主に話をしたわけだが、
特にCMのエージェントが俺に興味を持っていたようだ。
しばらく2人と話した後、俺は2ページの台本を渡された。
それぞれドラマとCMのシーンが1ページづつで、
俺はそれを10分くらいで覚え、
2人の前で演じてみせた。
「今日はわざわざ来てくれてありがとう。
追って連絡するわね。」
・・・うーん、微妙な反応。
オーディションと一緒で、受けたら、もう忘れよう。
よし、次へ進もう!
他のエージェンシーも当たってみるか。
2007年03月26日 オーディション
鏡の世界
親友の映画監督に頼まれ、
オーディションの手伝いをした。
オーディションに来た人の数は約200人。
3日間の日程だ。
「こちら側」から観るのは初めてだ。
一体、どのような違った景色が見えるのだろう?
俺は今までの自分の経験を生かし、
出来るだけアクターに全力を出して貰える環境を作った。
~オーディション終了後~
・・・・・あぁ、・・・疲れた。
肉体的にも精神的にもボロボロだ・・・。
まさか、オーディションがこんなにも疲れるものだったとは。
キャスティングディレクターの気持ちが良く分かった。
今回200人観てみて、色々な事を学んだ。
どのような俳優が「プロ」に見え、
どのような行為がキャスティングの人たちを苛立たせるのか。
これからの自分のオーディションに生かすべく、忘れないうちにリストにしておこう。
■プロの準備
1、セリフを完璧に覚える。
2、役に合った衣装を完璧に揃える。
3、髪型を役に合わせる。
4、事前に監督をリサーチし、その人の作品を観ておく。
5、台本を出来るだけ早く入手する。
■オーディション中の礼儀
1、100%のエネルギーでのぞむ。
2、自分のしている事に自信を持つ。
3、キャスティングの人達にはナイスに。
4、思い切り楽しむ
5、台本に書いてある事は100%実行する。
6、限界を超える。
7、演技指導を受けたら、270度転換する。
8、何でもトライしてみる。
■プロに見えない行為
1、セリフを覚えて無い
2、役と全く違う服装
3、目が泳いでる(自信が無い)
4、演技指導を聞けない
5、時間に遅れて来る
■してはいけない事
1、細かい質問
俳優「シーンの中のこの人は誰ですか?
その人の服は何色ですか?
どれくらいの身長ですか?
シーンの途中で、立った方が良いですか?」
2、リテイク願い
俳優「今のはあんまし良く無かった。もう一度やらせてよ。」
「・・・あれ?おかしいな。もう一度。お願いします。」
「ああ、駄目だ。もう一回!」
3、自分が受かったという前提で話す
俳優「撮影はいつですか?
え、その日はまずいなあ。
でもこの日なら開いてます。
あと、電話はこっちの番号にお願いします。」
4、中々帰らない
俳優「はいどうも、ありがとうございました。
・・・あれ?あなたどこの出身ですか?
ええ、本当に?そうは見えないわねえ。
私は○○の出身なの、それっぽいでしょ?
そういえば、私この前コンサートに行ったんだけど・・・(省略)」
事前準備は、自信に繋がる。
よし。これらの教訓を生かし、
これからのオーディション、その全てで全力を尽くし、燃え尽きよう!
2007年03月29日 オーディション
実戦練習
早速CMのオーディションが入った。
・・・学んだ事を生かすチャンスだ!
今回 俺が演じるのはバスケットボールの「審判」。
その格好のまま、歌わなきゃいけない。
俺は本気だ。
・・・どれくらい本気かというと・・・
これくらい本気だ!
よし。あとは歌を練習するだけだ!頑張るぞ!
~~次の日~~
オーディションに行って来た。
歌は・・・、一応歌えたんだけど、
・・・今度は寝不足で力を出せなかった。
睡眠時間もかなり重要なのね・・・
オーディション会場で一番驚いたのは、衣装だ。
会場内に居た5人、その全てが審判の格好をしていた。
やはりSAG(俳優組合)のオーディションはレベルが高いなあ・・・
よーし!
これからは、全てのオーディションにこの気合で臨むぞ! 次はちゃんと寝るけど。
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