« 2006年08月 | メイン | 2006年10月 »
2006年09月02日 死ぬ気で音読
ファンタジック・ジャパン
アメリカの小学2年生の、「歴史・地理」の勉強を始めた。
隅から隅までしっかりと勉強する為に
2年生から教科書を「ホームスクール用」に変えたわけだが、
1教科だけでなんと10冊もある・・・
一番手前は「教師用」だ。
10冊の教科書はそれぞれ別のテーマを扱っているわけだが、
どういうわけか、「6冊目」だけが非常に輝いて見えた。
・・・手にとって注意深く見ると、
なんとその6冊目は、「東洋」に存在すると言い伝えられている
幻の「ジャパン」という国について書かれているではないか!
ジャパンか!
伝説には聞いた事があるが・・・、一体どういう国なんだろう?
・・・少し覗いてみようか。
====
ジャパンの農家
ジャパンには山がたくさんあります。
農業に使える平らな土地は少ししか残されていません。
ジャパンの農地は狭いです。
山の斜面にある農地もあります。
農耕機械は、小さな農場では使われていません。
ジャパンの農家の多くは稲を育てています。
なぜなら、ジャパン人は米を食べるのが好きだからです。
彼等は 毎食 米を食べたがります。
農家は育てた稲の苗を、水を張った「田んぼ」に植えます。
稲は田んぼの中で育ちます。
田植えは、家族総出で手伝います。
(家族総出で手伝います)
====
うわぁ、凄くドキドキしてきた。
汚れた現代文明を捨て、自然と直に触れ合う姿が眩しい。
まだこんなにピュアな国があったなんて・・・
・・・これはしっかりと勉強し、見習わなくては。
嗚呼、6冊目で「ジャパン」について学ぶのが本当に待ち遠しい。
2006年09月08日 死ぬ気で音読
ワンダフル・ジャパン
アメリカの「歴史・地理」教科書(小学2年生用)の5冊目を勉強しているわけだが、
これが中々どうして難しい。
例えば「食文化」に関する記述問題だ。
====
次の絵を見て、問いに答えなさい。
★問1-1
この2人の男の子で、共通するところは?
====
うぅ、難しい・・・
左側の男の子はアメリカ人の少年だろうか。
ハンバーガーを持って嬉しそうに微笑んでいる。
・・・だが、問題は右側の謎の少年だ。
この子が手に持っている、この物体は何だろう?
・・・透明な容器に入った・・・塩?
塩は生きていく為に欠かせない。
海に面していない内陸の国々では超高級品だとも聞く。
きっとこの少年は、「ハンバーガー」など見た事も無いのだろう・・・
涙で教科書がにじむ。
・・・待てよ、 この男の子、
良く見れば右手に2本の棒のような物を持っている。もしや・・・
・・・分かったぞ!この棒を器用に使って食事するに違いない!
だが、仮にこの棒で塩を食べるとして、
この持ち方で、はたして容器の底まで届くのだろうか。
・・・心配だ。
次のページには、世界各国の服装の比較があった。
アメリカ
うん、良く居る感じだね。
アメリカ人を代表するのに相応しい洋服だ。
ジャパン
ああっ!東洋の神秘の国、「ジャパン」だ!
いいなぁ! 行ってみたいなぁ!
次の6冊目は「ジャパン」だけを特集している。
楽しみだなぁ!楽しみだなぁ!
2006年09月13日 死ぬ気で音読
アメイジング・ジャパン
さあ皆さん、勉強の用意は出来ましたか?
今日は、アメリカ小学2年の「歴史・地理」の教科書の第6巻で、
古くから太平洋に浮かぶと言い伝えられている
伝説の「ジャパン」という国について詳しく学びます。
まずは、ジャパンの「漁業」についてです。
=====
とある漁師は大きな船の上で働きます。
そして海に出ます。
ときどき、彼等はクジラを捕まえます。
クジラの肉は食べる事が出来ます。
クジラの油は石鹸(せっけん)に使われます。
クジラの油は植物が育つのを助けます。
クジラは一頭でも大きな稼ぎになります。
=====
ジャパンの捕鯨船は基本的に「風の力」で進むようです。
きっと、自然と対話し 「風の息吹」を感じる不思議なチカラを持っているのでしょう。
私達が現代文明に頼りきって忘れてしまった「古き良き文明」が、
ここにはまだ深く息づいています。素晴らしい事です。
次に、ジャパンの「家族生活」と「食生活」を少し覗いてみましょう。
=====
タキコはベッドから起き出します。
台所ではお母さんが朝ごはんを作っています。
「ご飯」と「魚」はもう出来ています。
「ノリ」も出来ています。
タキコはお母さんに言います。
「オハヨウ、グッドモーニング」
そして「ノリ」を少しかじりました。
「オハヨウ」
お母さんが応えます。
「ねぼすけの弟を起こしてらっしゃい。
みんなで朝ご飯を食べましょう。」
朝ごはんの準備が整いました。
双子の姉弟はテーブルの側に腰を下ろします。
テーブルはとても低いです。
誰も椅子には座りません。
みんな、クッションの上に座ります。
食事の前に、家族全員でお辞儀をします。
そして新しい一日に感謝を捧げます。
美味しいご飯を食べれる事に、感謝します。
彼等は「神」に感謝します。彼等の全能の神です。
=====
この項は非常に重要です。
ジャパン人の食文化や考え方だけでなく、慣習が分かります。
床に散りばめられた「クッション」は、彼等のヒザを保護します。
「キモノ」と呼ばれるローブの袖口に手を入れる事により、指先を保護します。
そして「全能の神」に祈りを捧げるのです。
ジャパン人の食生活について、もっと良く知りたいですね。
今日は長女の「タキコちゃん」の朝ごはんに注目しましょう。
「ご飯」と「ご飯」、そして「壺」が見えます。
彼等は本当に「ご飯」が好きなようです。
でも、このツボの中身は一体何でしょうか・・・?
別の項に、この問いに対するヒントを見つけました。
=====
お婆ちゃんも手伝います。
お婆ちゃんは、赤ちゃんの「ジロー」の面倒を見ます。
赤ちゃんに「ごはん」をあげます。
お母さんが働く間、ジローの世話をします。
お母さんは、夕飯に 「 ミソ 」 を作ります。
=====
嗚呼、間違いありません。 このツボの中身は「ミソ」です。
「ご飯」と「ご飯」、そして「ミソ」。
これがジャパン人の食卓です。
・・・おや、どうやらお父さんが仕事に出掛けるようですよ
=====
朝食後、お父さんは仕事に出掛けます。
子供達はお父さんを見送ります。
「サヨナラ」
お父さんもこれに応えます。
「サヨナラ、シーユーアゲイン」
=====
そして子供達も学校へ向かいます。
=====
多くのジャパン人は、友だちにお辞儀をします。
「こんにちは」そして「さようなら」を言う時にお辞儀をします。
彼等は両手を胸の前で合わせ、腰の所で少し身体を傾けます。
双子の姉弟は外出用の靴を履きます。
学校に行く準備が出来ました。
お母さんが手を振って見送ります。
道に並ぶ全ての家屋が木造です。
殆どの人が家を塗りません。
美しい木の上にペンキを塗ることはしないのです。
=====
素晴らしい! 感動しました!
・・・木に対するこの愛情!
当然、動物の皮で作られた「靴」など履かないのです!
「ゲタ」です。「ゲタ」なのです。
では最後に、「フジヤマを作ってみよう!」のコーナーです。
・・・皆さん、今日は本当に勉強になりましたね。
国際社会で生きていく上で、異文化を理解する事は非常に重要です。
外国の方に対し非礼とならないよう、しっかりと勉強し、
立派な国際人になって下さいね!
2006年09月24日
突っ走れ!
今日で25歳になった!
渡米したのは18歳の7月21日だから、
俺は6年と2ヶ月アメリカに居る事になる。
・・・去る1年の目標は「飛翔」だった。
自分の限界を探し求め、全力で走った。
この1年の目標は「限界突破」だ。
立ちふさがる壁をぶっ壊し、そこから続く「わだち」の無い道を走る!
きっと、これまで聞いた事も無いような面白い体験がそこで待っていると思う。
本当に楽しみで堪らない。頑張ろう!
一緒に観に行こう!これからも宜しく!
2006年09月29日 死ぬ気で音読
過去の遺産
小学2年生の「地理・歴史(10冊)」が読み終わった!
・・・いやー、想像以上に手こずった。
残りの「読み」、「書き」、「スペリング」、「文法」、「算数」、「美術」
の各教科書は気合を入れて今週末で読み終えるつもりだ。
・・・さて、今日は、
英語の勉強を強力にアシストする「頼れる仲間達」を紹介しようと思う。
和英辞書 英和辞書 英英辞書×4冊 発音辞書
熟語辞書 スラング辞書 類語辞書 の10冊だ。
・・・これらの辞書が無いと、俺の勉強はちっとも進まない。
知らない単語を文中に見つけると、
俺は「意味」と「発音」、そして「用法」の3つを求めて延々と辞書を引き続ける。
3つのうちのどれか・・・、特に「発音」が分からないだけで、
頭の中がモヤモヤで一杯になり、次に進む事ができなくなるんだ。
・・・だけど、これらの辞書があればその心配は無い。
探せばそこに記されているんだ!
俺が特に気に入っているのが、
本屋さんで$20で買った、この巨大な辞書だ。
見よ、この威厳に満ちた堂々たる姿!
収録語数315000語! ・・・素晴らしい!
あまりにデカ過ぎて、他の辞書がまるで子供サイズに見える。
地名や人名の発音まで載っているので最高だ。
まだまだ先は長いが、絶対に諦めない!
よーし。また気合入れて勉強するぞ!
<音読し終えた本>
教科書&問題集
Lifepac grade 2 History & Geography 10冊 + 教師用 560ページ
The Discovery of The Americas 48ページ
■これまでの合計
冊数:82冊
頁数:5601ページ
映像:48本
投稿者 ユウキ : 05:22
« 2006年08月 | メイン | 2006年10月 »