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2006年06月01日 死ぬ気で音読
コロンブスのマヨ卵
俺が英書の音読に没頭しているのには、
一応ちゃんとした理由がある。
前に書いたけど、最近は
「日本兵」を演じる時は「日本兵になるための勉強」をし、
「医者」を演じる時は「医者になるための勉強」をする。
そして、そこで得た「知識」や「想像」を上手く使い
前もって「役として」の様々な経験をし、
リアリティを生む手助けをしているんだ。
では、「アメリカ人」を演じるのに必要なのは
どんな勉強だろう・・・?
この疑問を考えた時、俺の脳天に電撃が走った。
「アメリカ人」を演じるには、
「アメリカ人になるための勉強」が必要・・・
・・・これだ。
そうか。今までの俺に決定的に欠けていたのは、これだったんだ。
俺には「アメリカ人としての常識」が無いわけだから、
アメリカ人を演じれるわけがない!
・・・一体どうしたらいんだ?
・・・簡単な事だ。
アメリカ人としての常識が欠けているなら、それを徹底的に勉強すればいい。
具体的には
「英語を完璧にする」
「文化と歴史を理解する」
の2つだな!
そこで、俺の音読は始まった。
まずは英語の理解方法を
「論理的」から「感覚的」に変換する為、
「意味を全く理解しようとせず、とにかく音読する」
という方式を取った。
こうする事により
単語→目→脳→口(発音)
という今までの方式から
単語→目→口(発音)→耳→脳
と脳の構造を作り変える為だ。
・とにかく読む!
・文章の意味が分からなくても全く気にしない!
・知らない単語があっても調べない!
この3つが当初のコンセプトだった。
これの効果はてきめんで、
「単語の意味を理解してから発音」
だったのが、たったの数日で
「単語を見た瞬間に発音している」
「単語を見た瞬間に脳内で勝手に発音している」
という状態まで持って来る事が出来た。
「単語を調べない」という事をわざとする事により、
「英語をアタマの中で日本語に訳して理解する」
という今までのプロセスをぶっ壊す事もできた。
そして、まだ未熟ではあるが
「意識せずとも英語を感覚的に操れる」
という状態が少しだけ分かってきた。
・・・しかし、毎日10時間ほど、2週間ちょっと続けてみて分かったが、
この方式には弱点もあった。
・不安定な発音
・意味が分からない単語に対するムカつき
の2点だ。
始めて見る単語は、発音方法が分からないから自分流で発音する。
それによって得られる事もあるけれど、
「間違った発音」が定着してしまう事もあった。
「単語を調べない」事により、英語を英語で理解する為の基礎は出来た。
知らない単語が出てきても文章内での意味を推測し、
ぼんやりと理解する事が出来るようになった。
・・・でも、1ページ内に50~100個も知らない単語があると、
次第にイライラして来て、やる気がひじょーーーーーーーに無くなる!
知らない単語を「英英辞書」で調べると、
読む時間を含め、どう頑張っても最低で「1、2分」は掛かる。
さっきのページだと、
全ての単語の意味を調べてたらそれだけで「2時間」だ。
・・・これじゃ効率が悪すぎる!
1ページに2時間掛けるのは馬鹿らしいので
「どうしても知りたい単語」以外は完全に無視して音読した。
だが、そこに残ったのは・・・消せないイライラ感だった。
「単語の意味を知りたいけど、調べる時間がもったいない・・・」
「単語の発音方法を知りたいけど、調べる時間がもったいない・・・」
・・・どうにかして、これらの問題を解消しつつ音読を続行できないだろうか?
少し考えて、立ち止まった。
・・・待てよ。
・・・・・いや、でもそれは、
・・・・・・・、
・・・・・・・・・・ああああああああああああああああああああああああっ!!!!!
・・・・・分かったぁあぁあああああああああああああッ!!!!
すぐそこに、あるじゃないかッ!!!!
これらの問題を「全て」解決する、「最善の方法」が!!!
・・・そうだよ!!!
「英英辞書」
を音読すればいいんだ!!!
・読むのは辞書だから、当然辞書を引く必要も無い
・どんな単語帳よりも豊富な語彙数、例文付き
・発音記号有り
なんて事だ・・・、
こんなに簡単な解決方法があっていいものか。
「辞書を引かないようにする」ためには、「辞書を読めば」良かったのか!
思いついたら、即実行だ。
「KENKYUSYA'S
NEW COLLEGIATE
DICTIONARY OF THE
ENGLISH LANGUAGE 」
という「英英辞書」を1ページ目から全て声に出して読み始めた。
・・・おおおぉおぉお、楽しいぃいいいい!!
もう単語の意味が分からなくてイライラする必要など無い。
何故なら、これが「辞書」だからだ!
1300ページあるが、1週間もあれば全て音読できるだろう。
これが終わったら、
今ある20冊くらいの本を読み終えて、その後
「アメリカの小・中学校」の全教科の教科書を完全に読破するつもりだ。
・・・この辞書を読み終わった時、
俺にとって英語は怖く無くなっているはずだ! ・・・きっと!
<音読し終えた本>
Mary Engelbreit's Autumn 80ページ
■これまでの合計
冊数:16冊
頁数:1515ページ
投稿者 ユウキ : 20:49 | コメント (4) | トラックバック
2006年06月03日 死ぬ気で音読
HP ????
朝から晩まで、寝る間を惜しんで
「英英辞書」を音読しているわけだが、
かなり厳しい状況となっている。
30時間近く読み続けても
進んだページ数は たったの 「54」 ページ。
英英辞書の総ページ数は 「1326」 ページ。
今の方法では、どんなに頑張っても
1ページに30分掛かってしまう。
つまり、あと1272ページ読むのには、
最低でも 「636時間」 掛かる計算だ。
24時間ぶっ続けで読んでも26日半・・・
こんなにも読むのに時間が掛かるのは、
俺に「基本となる語彙能力」が備わって居ないからだ。
ページを開く度に、そこは知らない単語のオンパレード。
説明文も知らない単語だらけで、大混乱に陥ってしまう。
・・・何か良い対策を考えねば。
確かにアメリカ人が十数年掛けて学ぶ語彙数を
1週間で学ぼうってのは、少し考えが甘かった。
アメリカの小・中学校の教科書を先に読めば、
英英辞書に匹敵するぐらいの語彙力を手に入れる事ができるだろうか?
・・・どちらにしても、
英英辞書をこのまま途中で止めるのは癪(しゃく)なので、
俺は「何としてでも」読み終わらせたいと思う。
・・・よし、こうなったら方法を変えるか。
あと1272ページを、出来るだけ短期間で読み終えるには・・・
「とにかく速く読む」しか無い!!
よーし。分かった。
「全ての単語とその説明を一度は声に出して読んだ事がある」
これを今回の目標に掲げよう。
一度読んだ単語は脳みそのどこかに残るはずだ。
それはきっと、思わぬタイミングで俺を助けてくれると思う。
よーし、気合入れて読むか!!!
投稿者 ユウキ : 21:33 | コメント (2) | トラックバック
2006年06月06日 死ぬ気で音読
フライングは1度だけ
英英辞書の音読は130ページまで進んだ。
ようやく全体の10分の1を終わろうかという所だ。
自分なりに苦痛の中から編み出した
「ペースを落さす、しかもアタマに残る辞書の読み方」
も、だいぶ分かって来た。
それはこんな感じだ。
barn-yard [ba:n ja:d] n. the yard around a barn
この項だったら、まずは「正しい発音」で単語を10回読む
バーンヤードバーンヤード
バーンヤードバーンヤード
バーンヤードバーンヤード
バーンヤードバーンヤード
バーンヤードバーンヤード
次に、単語の説明を読む
ザ ヤード アラウンド あ ばーーん!
そして、もう一度「正しい発音」で単語を10回読む
ばーんやーどばーんやーど
ばーんやーどばーんやーど
ばーんやーどばーんやーど
ばーんやーどばーんやーど
ばーんやーどばーんやーど
以上だ。
これだと最低でも単語を20回読む事になるので嫌でもアタマに残るし、
1ページを12分程度のペースまで上げる事が出来るので効率的だ。
「a」の項は読み終え、「b」の項も残す所あと10ページになった。
これで、「a」や「b」で始まる英単語は80%くらいの確立で
「最低でも20回は口に出して言った事がある単語」
になったわけだ。
・・・これは心強いぞ!
これからの俳優人生で大いに役に立つ事だろう。
ただ、「英英辞書を読む」という事の苦痛は全く変わっていない。
それには「2つの耐え難い理由」が大きく影響している。
その1、発音のミス
この辞書、どういうわけか全てイギリス発音だ。
上に書いた
barn-yard [ba:n ja:d] バーン ヤード の場合、
アメリカ英語では
barn-yard [barn jard] バァン ヤァド となり
「r」の音を発音する。
・・・しかしこの辞書ではそれが無い。
これはひじょーーーーに使い辛い!
他にも細かい所でアメリカ英語と発音が違う部分がある。致命的だ。
その2、時代錯誤
この辞書、編纂されたのが・・・1973年だ。
33年も昔の辞書だったのか!!
どおりで単語も例文も何かがおかしいと思った。
これはマズイ。
このまま読み進めると、「取り返しのつかないミス」をおかしてしまう。
・・・どうする?
もう50時間以上この本を読んでいたはずだ。
ここから後戻りできるのだろうか・・・?
・・・するしか無い。
このまま読み進んでも仕方が無いんだ。
ここは一度後戻りしてでも、
もう一度始めから「現代の言葉」を学ぶしかない。
というわけで、「現代の英英辞書」を手に入れるべく、本屋へ行って来た。
そこで目に留まったのは、次の2つ。
Longman Dictionary of American English
ロングマン アメリカ英語辞書
収録語数52000語 1064ページ
Longman Basic Dictionary of American English
ロングマン 基本的アメリカ英語辞書
収録語数10000語 370ページ
「アメリカ英語」と言い切っている所が何ともステキだ。
今の俺が求めているのは、まさにそれだ。
この2つの辞書を見て、考えた。
・・・辞書を音読する上で一番辛いのは、
単語の説明文に中に
「知らない単語」や「読み方が分からない単語」
が登場した時だった。
それらを追い掛けて行くうちに時間を無駄にして・・・
もしかして、この悩みは解決できるんじゃないか・・・?
・・・考えてみよう。
例えば先に、基本語を10000語収録している、
Longman Basic Dictionary of American English
ロングマン 基本的アメリカ英語辞書
収録語数10000語 370ページ
を読んで、それらの基本単語を完璧にマスターした上で・・・
Longman Dictionary of American English
ロングマン アメリカ英語辞書
収録語数52000語 1064ページ
を読めば・・・?
・・・・・・・これだっ!!!
これなら今度こそ完璧だ!きっと完璧に違いない!! たぶん
そう思い切り、思い込み、思い余って2冊とも購入した。
わはははは。
なんだこのペラっペラのへなちょこ辞書め。
たったの370ページしか無いぞ。
今度こそ1週間で読み終えてくれるわ!!!見てろ!!
投稿者 ユウキ : 16:01 | コメント (6) | トラックバック
2006年06月14日 死ぬ気で音読
恵まれてたまるか!
日曜日あたりから、音読をすると頭痛がするようになった。
音読をしてない時は何とも無いので、
これはストレスから来る精神的な物だろうと思っていた。
月曜になると、今度は悪寒がするようになった。
セキは出ないけど、喉が少し痛い。
・・・こりゃ明らかに風邪だ。
気合を入れる為に真夜中に行水してたのがマズかったか。
火曜日になって発熱し、ダウン。
久しぶりに一日中、寝て、寝て、寝まくった。
そして今日になり、体調は良くなったが・・・今度は「やる気」が完全に消えた。
「英英辞書(簡易版)」を開いてみても、1ページも集中力が続かない。
・・・・・・これは、非常にいかーーーーーーーーん!!!
ここ数日ですっかり「サボリ癖」が付いてしまった。
この1週間で、進んだページ数はたったの「155ページ」。
・・・何とも情けない話だ。
目標があまりにデカすぎて、
「今すぐに頑張らなくてもいいんじゃない?」
という誘惑がどんどん頭の中で増殖し始める。
この誘惑に負けたら、今度こそ「本当に」終わりだ。
目標が大きければ大きいほど、
少しでも早く始めなければいけない。
・・・冷静に考えればそれが当然なんだ。
だが今までずっと
「いつかきっと英語力は身に付く」
と問題を先送りにしていたせいで
今まで何年も無駄にしたわけじゃないか。
ダラダラと時間を浪費しつつ、
これ以上この問題から目を背けるわけにはいかん!
一刻も早くこの「英英辞書(簡易版)」をやっつけて次へ進まなくては。
・・・何か、美味そうな「エサ」を目の前にぶら下げてやれば、
もうちょっと必死になれるんじゃなかろか?
そんな考えがふと頭をよぎった。
「エサ」ねぇ・・・、エサ、エサ・・・、
・・・そうか!そのまま「エサ」をぶら下げればいいんだ。
よーし、決めた。
この「英英辞書(簡易版)」、370ページを音読し終えるまで、
一切の「エサ」を絶とう。
つまり、何も食わない。
・・・これなら俺も必死にならざるを得ないだろう。
数日間で終わらせて、腹一杯美味い物を食ってやる。
よっしゃぁ、気合入れて読むぞ!!
投稿者 ユウキ : 20:06 | コメント (4) | トラックバック
2006年06月16日 死ぬ気で音読
エビシューマイ
「英英辞書(簡易版)」370ページ
・・・読み終わったぁぁああぁああぁぁあああああぁぁ
・・・いやー、まさかここまで苦戦するとは。
しかもこれは「簡易版」だってのに。
何にしても、1万語全てを20回声に出して発音出来たのはデカい。
実感はまだ無いけど、かなり語彙力が付いたはずだ。
・・・さて、この英英辞書に手間取ってる間に
まだ読んで無い古本がかなり溜まってしまった。
まずはそれを片っ端からやっつけるとするか。
その後は・・・もう一度この英英辞書(370ページ)を最初から音読し、
それから「アメリカの学校の教科書」と「英英辞書(1064ページ)」を
並行して読んで行くつもりだ。
ひー
・・・何にしても、メシだメシ!!メシ食おう!!!
<音読し終えた本>
Longman Basic Dictionary of American English 370ページ
■これまでの合計
冊数:17冊
頁数:1885ページ
2006年06月23日 演技全般
ブラックホールに飛び込め
「焦ってるよね」
ハリウッドで俳優を目指す友人の一人から言われた。
そう。俺は焦っている。
時間が惜しい。少しでも前に進みたい。
俺は2ヶ月前に「とある映像作品」に出演したとき、
そこで恐ろしい物を見てしまった。
・・・それは日本人俳優の「未来」だ。
確かに俺は「とある映像作品」に出演し、
こっちにいる日本人俳優としては一歩も二歩も先に進んだのかもしれない。
だが、そこで俺が見たものは何だったか。
それは全てを飲み込む闇だった。
非常に限られた「日本人の役」を奪い合う日本人俳優達。
俺はこっちで何十年も活動している日本人俳優が
大役を取った他の俳優を
影で口汚くののしるのを聞いてしまった。
・・・俺の未来はこれか?
俺はこれから先、20年後、
日本人俳優と「非常に限られた日本人の役」を奪い合い、
お互いを恨み、陰口を叩き、罵り合い、足を引っ張り合うのか?
・・・俺はハリウッドに来てまで、そんな事がしたかったのか?
断じて違う!!
でも、現時点でそこに待ち受けているのは確実な行き止まり、袋小路だ。
俺達はみんな大きな壁にぶち当たり、道を塞がれ、
そこで生きる為にお互いを傷つけ合うしかない。
「本当の戦い」は壁の向こうにあるというのに!
俺は壁をぶっ壊す!
何百人もの血と涙が染み付いたこの壁を、ぶっ壊してやる!
そりゃ焦るさ!
今まで日本人俳優を何十年にも渡って
絶望に陥れて続けて来たこの糞ったれの壁が
普通に頑張ってまず壊れるわけがない!
「全て」を捧げよう。 俺の人生を持って行け!
俺達が消費しているのは「お金」じゃない。 「時間」でもない。 「自分の人生」だ。
<音読し終えた本>
児童書
The Dancing Doll 189ページ
絵本
Come Back, Amelia Bedelia 64ページ
The Creation 22ページ
Old Mother Hubbard 16ページ
Dinosaur Time 30ページ
Dinosaur Days 32ページ
■これまでの合計
冊数:23冊
頁数:2228ページ
2006年06月29日 演劇・ミュージカル
ラーメン屋の炒飯
ここ2年ばかし、ずっと歌のトレーニングを続けて来たわけだが、
最近になって、よーーやく声のコントロールが出来るようになってきた。
カナダ国歌
1分24秒 .wmvファイル 680kb
・・・高音で声が詰まってたり、揺れていたり、まだ不安定だ。
少し油断すると 「 ィ 」 の音がキツくなりすぎるのにも注意しなくては。
なぜカナダ国歌を歌っているかというと、
野球のスタジアムで「カナダ国歌」と「アメリカ国歌」を歌う
オーディションに応募する・・・・・・・つもりだったからだ。
俺は「アメリカ人の常識」を学ぶ一環として、
アメリカ人が常識的に知っている歌を徹底的にマスターすると決めていた。
「ポップソング」や「フォークソング(民謡)」、
「ナーサリーライム(童謡)」なんかも可能な限り覚えるつもりだ。
でも・・・、何よりも先に覚えるべきはやっぱり 「アメリカ国歌」 だろう。
アメリカ国歌
1分18秒 .wmvファイル 627kb
アカペラ(伴奏無し)をすると、ニューヨークの路上で歌っていたのを思い出す。
通りの反対側まで自分の声を響かせるのは、非常に気持ちの良いものだった。
英語の勉強が一段落したら、ミュージカルも本気で役を取りに行こう!
ここまで一緒にミュージカルを勉強してきた
友人の「ゆうこ」と俺にはそれが可能なはずだっ!
・・・カレーが食いたいっ!!
<音読し終えた本>
児童書
Sprout 90ページ
絵本
Riches in the Rain Forest 34ページ
■これまでの合計
冊数:25冊
頁数:2356ページ
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