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2006年03月02日  映画「硫黄島からの手紙」

限界の先にある真実

現在「とあるプロジェクト」の為に、極限状態の減量を行っている。

「どうしてそんな事をしているのか」
その質問はまだ聞かないで欲しい。

始めたのは今週の月曜日。

この4日間、俺は「セロリ」以外の食物を一切口にしていない。

聞いた話だが、
「セロリ」とは不思議な食べ物で、
噛むのに消費するカロリーの方が
セロリから摂取できるカロリーよりも多いそうだ。

つまり、セロリを食べても全くカロリーを得る事ができないわけだ。

一応最低限の健康を維持する為、
各種ビタミン剤とカルシウム、少量の砂糖・塩を摂取している。


・・・この飢餓感との戦いはかなり辛い。
食べ物の広告を見ると身体が震える。


少なくともこの戦いはあと1週間半続く。

全ては「とあるプロジェクト」の為。
少しぐらい命を削ってでも成し遂げてみせるつもりだ。

健康に気をつけながら、不健康になろうと思う。

投稿者 ユウキ : 03:42 | コメント (3) | トラックバック

2006年03月06日  映画「硫黄島からの手紙」

俳優は「変身」できるのか

極限状態の減量も1週間が過ぎた。
体重は順調に落ちている。

ラスト1週間。精神力で乗り越えたい。


今はただ、時間との戦いだ。
もう少し時間があれば・・・

大事なのは「演じる事」ではなく、「その者として生きる事」だ。
だが、その為に学ばなければならない事があまりに多すぎる

俺の部屋には「関連書籍」や「関連映画」が積み上がっている。

今も「関連映画」を見ながら勉強している。

「当時」を生きた人間が、
何を考え、どんな唄を口ずさみ、誰に想いを馳せたのか・・・

答えはきっと見つかる。そんな気がする。

投稿者 ユウキ : 23:17 | コメント (5) | トラックバック

2006年03月07日  映画「硫黄島からの手紙」

ないしょのおはなし

日記が抽象的になってしまい申し訳ない。
多分あと2ヶ月くらいはこんな状態が続く。

・・・ちゃんと理由があるので、どうかしばらく我慢して頂きたい。


さて、今日は「身に纏う物」の最終チェックに行き、
そこで髪型が「スッキリ」になった。

ノースハリウッドにあるその施設で
俺は「参加者」のリストに目を通す事が出来たわけだが
そのリストによれば・・・俺は今、とんでも無い状態にある。

・・・このプロジェクトは確実に俺の俳優人生の大きな転換地点となる事だろう。
願わくは正しい方角を向いて歩いて行きたい。

投稿者 ユウキ : 20:48 | コメント (5) | トラックバック

2006年03月08日  映画「硫黄島からの手紙」

軟着陸

とりあえず今日で極限状態の減量は一時中断だ。

理由は「とある方」から
「それ以上痩せると見た目が完全に変わってしまうんじゃ?」
と心配された為。

ここからは現在の状態を維持する段階に移行したいと思う。

野菜中心の素食を心がけたい。

投稿者 ユウキ : 19:10 | トラックバック

2006年03月09日  コメディ

二足のワラジ

コメディの舞台は今週の土曜日に公演2日目を迎える。
先週の土曜の公演初日は、俺の心配をよそに中々の出来具合だった。

・・・多分これなら人に見せても恥ずかしく無いだろう。


Totally A.D.D. (Tales of the turd burglar)

公演日時:3月の毎週土曜日 午後8時開演 
       (ただし25日の公演に俺は出れません)

場所:The Next Stage Theatre

1523 N. La Brea av. Studio 208
Hollywood CA
(Hollywood st. と Sunset st.の間で、Lava Loungeの上の階です)

予約:323-850-7827

入場料:$15


個人的に入場料$15は高いように思う。
$7くらいだったら友達を呼び易かったんだけど・・・


俺達10人のチームは全部で32個のスケッチ(ショートコント)を作り、
その中からベストの22個を選出して演じている。

その過程で俺のセリフは大幅に減ってしまったんだけど、
25日の公演に出演できない事を考慮するとそれも仕方が無い。

さぁ、どーぞ!いらっしゃい!そして笑って行って下さいな!

投稿者 ユウキ : 03:05 | コメント (2) | トラックバック

2006年03月11日  コメディ

代打

コメディーのチームの1人「ジョーナス」が怪我をして入院したらしい。

・・・だが、今日の公演をキャンセルする事はできない。

急遽4時に「ジュリー」宅に集合し、ジョーナスの代役を立てる事になった。


正直言って、かなり心配だ。
ジョーナスの容態もだが、彼抜きでショーが成立するのだろうか?


・・・ベストを尽くすのみだ。

投稿者 ユウキ : 13:31 | トラックバック

2006年03月12日  コメディ

雨降って

コメディーチームのメンバーの「ジョーナス」は
何らかの理由で自分のケツを強打し、動けなくなっているらしい。

・・・公演本番当日にそんな事が起こるなんて・・・


残ったキャストは9人。(うち男5人)
その5人で分担し、ジョーナスの役をカバーしなければいけない。

彼は7つのシーンに登場していたので、俺はそのうちの2つを担当する事にした。

まずは2つのシーンを何度か読み、セリフを覚える。
ネタの流れは分かっているのでそれほど難しくは無かった。

公演開始まで3時間。

みんな死ぬ気でリハーサルに没頭した。


・・・不思議なもので、不利な状況に追い込まれるほど
チームは結束を固くするものだ。

開演まであと1時間を控え、全てのシーンを再構成する事が出来た。


・・・そして開演。

客席はなんと満席!立ち見まで出た!


ジョークも次々と決まり、観客は大喜びだった。

今日は俺のエージェントの「マイク」も見に来ていたわけだが、
彼もかなり気に入ってくれたようだ。

公演はあと2回。

スケジュールの関係上、俺は最終日に出演できないので、
俺にとっては次がラストだ。

気を抜かず、最後まで全力を尽くそうと思う。

投稿者 ユウキ : 23:01 | コメント (2) | トラックバック

2006年03月13日  映画「硫黄島からの手紙」

ヘイ、ジョー

今日の朝は寒かった!
ロサンゼルスで車のフロントガラスの凍結を見る事になろうとは思ってなかった。

俺は風邪を引きやすい身体になっているので、
常に厚着する事を心がけた。


とある方から日本語の「じょう」の発音に関する指摘を受けた。
俺はこれを「ジョゥ」と発音しているそうな。

・・・ヤバイ。
自分で気付かないうちに日本語がヤバくなってたりするのだろうか。

せっかく2ヶ国語喋れるのに、両方とも中途半端になったら嫌だなぁ・・・

投稿者 ユウキ : 21:50 | コメント (2) | トラックバック

2006年03月14日  映画「硫黄島からの手紙」

生意気言うな、腹の虫

身体に妙な発疹が出てきたので、友人の内科医に診て貰ったところ
「ビタミン不足じゃないか」
と言われた。

彼によれば、現在の俺は中度の栄養失調+貧血になっているらしい。

その指標として、爪の白い部分が無くなってたり、
目のすぐ下の部分が白くなっていたりするそうで、
俺はそのどちらにも当てはまる。


当然と言えば当然なのかもしれない。

俺はここ半月、ほぼ何も食べていない。

最初の1週間半はセロリだけで過ごし、
その後は朝に豆腐を一丁プラスしただけだ。


さて、こんな事を言うと余計な心配を掛けるかもしれないが、
どうか心配しないでほしい。

俺は「必要だから」やっているわけで、
どんなに心配されようと止めるつもりは無いからだ。

これでも自分の身体はよく分かってるつもりだ。
倒れるまではやらない。
だが、その寸前まではいくつもりだ。

だから、どうか今は何も言わず、心配もせず、
応援するか、もしくはただ見守って頂きたい。

投稿者 ユウキ : 23:12 | コメント (4) | トラックバック

2006年03月17日  映画「硫黄島からの手紙」

イモに感謝

とある理由で「山」に来ている。

山の夜は寒い。
寒さが足先からじんわりと染み渡る。

こんな事ならもっと厚着してくればよかった。


ところで、エネルギーが長持ちする良い食べ物(?)を見つけた。

それは、片栗粉だ。


でんぷんの多糖成分は分解までに時間が掛かるので、
長い時間エネルギーが持続するそうだ。

明日からは片栗粉をお湯で溶いた物を飲むようにしよう。
そしたら山の寒さにも勝てるはずだ!

投稿者 ユウキ : 14:45 | コメント (6) | トラックバック

2006年03月19日  コメディ

笑いあり、涙はまだ無し

コメディのチームの1員である「ジョーナス」は
酔った勢いでテーブルの上から飛ぶような格好でジャンプし、
自分のケツを床で強打。そのまま動けなくなっていた事が判明した。

なんというか・・・ジョーナスらしいというか・・・

何はともあれ、今週はジョーナスも戻って来たので
2週間ぶりに9人でのコメディーショーとなった。


小劇場は2週連続で超満員!

立ち見席まで出たけれど、消防法の理由により
残念ながら何人かは劇場に入れてあげる事ができなかった。


来週、俺は「とある理由」で遠くまで出掛ける事になっているので
今週が最後の舞台になったわけだが、
このメンバーでスケッチコメディ(ショートコント)のショーが出来た事を嬉しく思う。

舞台を重ねる度にアメリカ人のユーモアというものが
少しづつではあるが、理解できていくような気がする。

「笑いを司ろう(つかさどろう)」なんて大それた事は考えていないけど、
少しでも深く理解できるよう、これからも精進していけたらと思う。

投稿者 ユウキ : 05:42 | トラックバック

2006年03月22日  映画「硫黄島からの手紙」

大豆は畑の

「とある理由」で少し遠くまで来ている。

「遠くの町」は荒野のど真ん中にあるわけだが、
ここは風がかなり冷たい!

雨の気配は無いものの、夜の寒さはLAの比じゃない。


今日はとりあえず町を一周し、
スーパーで生活に必要な品々を買い込んだ。

主に「豆の缶詰」などを主食にして生活しようかと思っている。
安いし、栄養あるしね。

2週間ばかし滞在する予定なので
体調管理には十分気をつけたいと思う。

投稿者 ユウキ : 05:59 | コメント (4) | トラックバック

2006年03月25日  映画「硫黄島からの手紙」

1人100色

まだ「遠く」に居る。

昨日は第一の「難関ポイント」を通過した。

他の人が「良い」と言っても、
自分では実感が無い事が多々ある。

昨夜の「場面」はまさにそういう感じだった。


これから来週の火曜日に掛けて
畳み掛けるように次々と重要なポイントを通過していく。

ブレないように・・・・、
いやむしろ自然にブレて、その一瞬一瞬を大事にしたいと思う。

投稿者 ユウキ : 09:22 | トラックバック

2006年03月28日  映画「硫黄島からの手紙」

推定4.5秒+写真

昨日で俺の担当は90%終わった。
・・・しかし今日、一番重要な「場面」を迎える。

俺の全ての努力はこの「場面」の為にあったと言っても過言じゃないだろう。

およそ1ヶ月に及ぶ極限状態の減量、
数百枚にも及ぶレポート。

「仮初め」にならないよう、自分に出来る最大限の努力をしたつもりだ。


誰かの役を演じるという事は、
誰かの人生を借りるという事だ。

それを胸に留めた上で、松崎悠希から「ある人」になって
今日の「場面」を生きたいと思う。

投稿者 ユウキ : 08:42 | トラックバック

2006年03月29日  映画「硫黄島からの手紙」

ターニングポイント

昨日で「折り返し地点」を通過した。

ここで一度記憶をリセットし、
後ろに戻る作業をしなければならない。

人は未来を予想する事は出来るけど、未来を知る事は出来ないからだ。

「場面」の数はあと4つ。
少ないようで、多い。

ここで油断するわけにはいかない。
最後まで気を抜かずに頑張ろう。

投稿者 ユウキ : 18:39 | コメント (5) | トラックバック

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