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2005年07月07日  声のお仕事

麹の海で遊ばせて

「寿司の声」の収録はサンタモニカに位置する
Audio Banksという収録スタジオで行われた。

収録にあたって、2つの事実が明らかになった。

まずこのプロジェクトは「AOL」のインターネット・プロジェクトであった事。
そして「ミシェル」はキャスティング・ディレクターではなくプロデューサーだった事。

FAXで送られて来た経文みたいに長ったらしい雇用契約書にサインし、
俺は壁が全て黄色く塗られた「イエロー・スタジオ」に入った。


収録はサンフランシスコのスタジオと中継して行われた。
俺以外のスタッフは全員スピーカーの向こう側。

でも俺が付けてたヘッドフォンは向こう側と完全に同期してあったので
遠くにいるようには全く感じなかった。

ミシェル「ユウキ、今朝の調子はどう?」
ユウキ「最高!いつでも行けるよ!」


まずは今回使われる映像を確認し、それを見ながら台本を何度か読んだ。
向こう側の要望は「侍」なので、それっぽく頑張った。

毎度の事だが、その場に居る日本人は俺だけだから、
色々な事を自分で判断しなければいけない。

例えば「君の事。キレイだ。」という日本語のセリフがあって、
英語では"You are so exquisite."と書かれてあるので
「君は本当にキレイだ。」と修正したり。


ベースとなる声で一通り収録した後、
今度は向こうの要望に応える形でセリフを一行づつ録音していく。

ミシェル「ユウキ、「構うもんか!」のセリフで
      語尾を上げて言って欲しいんだけど、
      日本語的にどうかしら?」
ユウキ「やってみます!」


基本的にコメディなので俺もかなり乗り気だ。
収録はガンガン進み、1時間半で終了した。

全パワーを使ったので流石にヘトヘトだ。

しかし・・・、今回は本当に楽しかった!
ここまで収録が楽しかったのは初めてだ。

完成品はインターネット上で公開されるので、皆様にも是非とも見て頂きたい!

投稿者 ユウキ : 2005年07月07日 17:59

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