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2005年07月26日 オーディション
上へ伸びる手
インパクト・タレント・エージェンシーの正式名称は
インパクト・タレント・グループだった。
俺のエージェントとなるウィリアム・マイケルのオフィスで、
彼からもう一度システムについて説明を受けた。
マイク「ユウキ、これを読んでここにサインして欲しい。
これは小切手を現金化する為の委託書なんだ。
ここに届いた小切手はエージェント料を引かれ、
それから君の所へ回されるってわけだ。」
それから、彼と色々な事について話し合った。
ユウキ「マイク、正直に言って今のヘッドショット(顔写真)はどうかな」
マイク「そうだな・・・、
今のヘッドショットだと・・・・、」
マイク「左下と右上の奴が好きかな。
昔の坊主頭のヘッドショットはナイスだけど、今の君とは全然違うからね。
キャスティングの人達はヘッドショットと同じ人の登場を望むから。」
マイク「・・・でもね、ユウキ。
君はもっと写真をたくさん撮らなきゃいけない。
色々なバラエティの写真が欲しいね。
今週末とか、写真を撮る時間はあるかい。」
ユウキ「もし必要とあらば、絶対に撮るよ。」
マイク「じゃ、お願いするよ!」
俺は・・・今、一刻も早く仕事がしたい・・・!!