2010年03月27日 ミーティング・製作準備
向こう岸
今日は、現在製作準備中のとある映画の、
プロデューサーの方とお会いした。
この方は、俺の「硫黄島」での役作りの話を聞き、
是非一度、会ってみたいと、申し出てくれたそうだ。
ハリウッドの北に位置する「スタジオシティ」のカフェで、
アイスコーヒーを飲みながら、
現在進行中の「プロジェクト」に関する説明を受けた。
・・・このプロジェクトは、開始してから、もう3年が経過しているそうだ。
一度は、キャスティングを済ませ、撮影準備に入るも、
撮影に必要な予算が集まらず、流れてしまったそうだ。
「僕も、プロデューサーをやりながら俳優をしているから、
役作りの苦労は、良く分かるよ。
しかし、実際に君と話してみて、君がどうしてたくさんの
大作映画に関われたか、分かった気がするよ。
今さっき説明したプロジェクトは、この先どうなるか分からないけど、
他にもいくつかプロジェクトが進行中なので、
もしも君に合いそうな役があったら、連絡するよ。
その時は、是非とも検討してみて欲しい。」
俺はプロデューサーの方に挨拶をして、帰途についた。
投稿者 ユウキ : 23:11
2010年03月01日 映画一般
ハリケーン
前に「ミーティング」をした「とある映画プロデューサー」からメールが届いた。
「ユウキ、私の友人の監督が、
プレゼン用の、『仮の予告編』を急遽撮影する事になったんだけど、
手伝ってあげてくれないかしら。」
映画を撮影するためには、お金が必要だ。
だから、映画の製作者は、
あちこちのスタジオや、他のプロデューサーを回り、
自分の映画のプレゼンテーションをして、
資金を集めなければならない。
・・・今回は、その「プレゼン用の仮の予告編」に
出演しないか、とのお誘いだった。
「資金を集める為の、仮の予告編」なので、報酬も出ないし、セリフも無い。
・・・でも俺は、今年に入って、
一度たりともオーディションに行っていないのだ。
断る理由など無い。
ちゃんとしたプロの現場で、経験を積まなければ。
早速、ハリウッドのとあるオフィスに急遽出かけていって、
監督から直接、プロジェクトの説明を受けた。
・・・なるほど。
ほほう! ・・・うーむ。
へえ! それは、それは!
・・・なるほど!
45分間も話し込んでしまった。
「SFチック」な、「アクション映画」の、「仮の予告編」らしいので、
俺は正直に
「僕はアクションは、全く自信がありません。」
と言った。
「大丈夫。
それよりも、僕は君が気に入った。
君は、良い役も、悪役も、どちらもできそうだ。
僕は、『ただの悪役』よりも、
役自身に『ちゃんとした理由』がある、悪役が好きなんだ。
後ほど、改めて連絡します。」
そして、電話が掛かってきた。
「例の仮の予告編ですが、
メインの悪役をお願いします。
撮影は明日です。
どうぞ、宜しくお願いします。」
・・・セリフ無しの悪役か。面白い!
役作りに残された時間は・・・あと、数時間。
よーし!!!!いっちょ死ぬ気で頑張って来るか!!
2009年09月07日 ミーティング・製作準備
遥かなる分かれ道
とある「英語の資料」を二冊、読ませて頂いた。
どちらも、アメリカにおける「日本人」に対するイメージを
大きく変える可能性を秘めた「映画資料」だった。
・・・しかし、困った事に、その「方向性」が全く違う。
一冊は「前向き」、もう一冊は「後ろ向き」なのだ。
これまで俺は、「日本人のイメージ」の変化に、
運良く、何度か立ち会う事ができた。
・・・人間性を喪失した、「記号としての日本人」から、
ようやくここまでやって来たんだ。
俺は、俺の進むべき方向は「前」だと、強く信じている。
2009年05月15日 ミーティング・製作準備
ご近所様
「とあるプロダクション」とのミーティングは、
某スタジオ内のプロダクションのオフィスで行われた。
このミーティングは、現在進行中の「とある映画」とは一切関連が無い。
全く別の話だ。
待合室でしばらく待った後で、「今日お会いする方」が
俺とマネージャーの「マイク」の二人をオフィスに招き入れた。
まず簡単に自己紹介をしたところ、
「その方」が感心しきった表情で俺に言った
「・・・君はこれまで、
エドワード・ズウィック監督の映画で、トム・クルーズと共演し、
クリント・イーストウッド監督の映画で、メインキャストの一人を演じ、
ピンクパンサー2で、スティーブ・マーティンら大スターと
メインキャストとして共演した・・・。
君は謙遜するけど、正直言ってこの経歴は感嘆に値すると思うよ。」
「・・・いえ、僕自身、まだ自分がいかに未熟か良くわかっています。
英語すら、まだまともに話せない。
現状に満足する事なく、努力を続けたいと思います。」
その後で、現在進行中のプロジェクトに関する簡単な説明を受けた。
とても気さくな方だったので、ミーティングは終始なごやかな雰囲気だった。
これからも連絡を取り合う事を確認し、俺とマイクはオフィスを出た。
さあ、「とある映画」の準備に戻ろう!!
投稿者 ユウキ : 23:56
2009年05月14日 ミーティング・製作準備
噛んでみろ!
「とあるプロダクション」とのミーティングのための「英語の資料」を、
ようやく全ページ、音読し終わった!
危なかった・・・。
ミーティングは明日なので、ギリギリセーフだ。
さあ、ちょっと寝よう・・・。疲れた・・・。
・・・ああ、でも、トレーニングもしなきゃ。
<音読し終えた本>
資料・台本など
・toaru eigo no siryo- 合計2187ページ
■これまでの合計
冊数:110冊
頁数:10722ページ
2009年05月07日 ミーティング・製作準備
緑の章
「とあるプロダクション」とのミーティングが、1週間延期された。
・・・助かった。
「英語の資料」の音読は、全然終わる気配が無い。
まだ残り、800ページ近くある。
あと1週間で果たして終わるだろうか。
・・・とにかく全力を尽くそう。
2009年05月04日 ミーティング・製作準備
ヒゲ野郎
「とあるプロダクション」とのミーティングのために
英語の資料を読み進めている。
「読む」と言っても、ただ黙読するのではなく、
「完全に音読」
「文章と単語の意味を完全に理解するまで、どこまででも辞書引き」
で読んでいるので、恐ろしいほど時間が掛かる。
・・・幸い、1ページあたりの文字数は少ないので、
全力で頑張れば、なんとかなるはずだ!
よっしゃ、やるぞおおおおおお!!!!!
投稿者 ユウキ : 22:44
2009年04月26日 ミーティング・製作準備
三角読み
「とあるプロダクション」とのミーティングの準備のため、
約2500ページの「英語の資料」を読み込んでいるのだけれど、
どうにもこうにも・・・、まだ半分も終わらない。
ミーティングまで、残り1週間半。
あわわわわわ。
とにかく、可能な限りやるしかない!
睡眠時間を削ってでも、勉強しよう。
よっしゃ、やるぞおおおおお!!!
投稿者 ユウキ : 23:34
2009年04月11日 ミーティング・製作準備
黒馬
来月の初旬、「とあるプロダクション」と、
とある映画の事で、ミーティングを行う事になった。
よし!全力で準備を頑張ろう!
・・・ただ、大きな問題が一つ。
ミーティングに参加するにあたって、
理解しなければならない「英語の資料」が・・・、半端なく分厚いのだ。
約2500ページ。
CDの直径よりも、資料の方が分厚い。
この資料を、「一単語たりとも」逃さず、
完全に理解するつもりなのだけれど、果たして間に合うだろうか。
・・・やるしかない。
全身全霊を込めて、この資料の山に挑戦しようと思う。
投稿者 ユウキ : 23:18
2009年03月14日 ミーティング・製作準備
ライスとミソスープ
とあるプロダクションとのミーティングは、
ハリウッドの中心にある「ホームオフィス」で行われた。
「ホームオフィス」というのは、「自宅兼オフィス」の事だ。
家の庭先に設置されたソファに腰掛け、
そこで、プロデューサーの方から、プロジェクトの説明を受けた。
まだ企画段階だが、もしも映画化されれば、日本人を多く使う事。
求めているのは、「リアルな日本」ではなく、「ハリウッドのジャパン」である事。
もしも企画がキャスティングの段階に入ったら、オーディションに来て欲しい事。
などが主だった。
ううむ、「ハリウッドのジャパン」か・・・。
何にしても、もしも「この企画」が映画化されたら、
ハリウッド在住の日本人俳優は活躍の場が増え、大いに潤うだろう。
それは、非常にありがたい話だ。
ただ、企画が順調に進んだとしても、
オーディションが行われるのは、おそらく、2、3年後だ。
俺は、俺の努力を続けよう。
2009年03月10日 ミーティング・製作準備
お箸の国からこんにちわ
今週の金曜日に、とあるプロダクションと、
現在企画段階の映画の事で、ミーティングを行う事になった。
よし、気合を入れて準備しよう!
・・・と思ったけど、何をどう準備したらいいのか、それが分からない。
ストーリーで分かっている事と言えば、
「日系人家族が登場する」、という事だけだ。
・・・日系人家族か。俺にはまだ無理じゃないかなあ。
とにかく、これは「ミーティング」という名の「オーディション」だ。
「英語力」を試されるのは分かりきっているので、
日常会話を重点的に勉強しておこう。
よーし、頑張ろう!
投稿者 ユウキ : 23:38
2008年12月01日 ミーティング・製作準備
機械仕掛け
来週の月曜日に、
とあるプロダクションとのミーティングに参加する事になった。
このプロダクションのプロデューサーの方が、
俺の「硫黄島」での演技を気に入ってくれたらしく、
今製作中の映画のことで、是非一度話がしたいと言ってくれたんだ。
自分の演技を評価してもらえた事が、本当に嬉しい。
期待に応えられるよう、しっかりと準備して、
ミーティングに臨みたいと思う。
・・・よーし、やるぞおおおおおお!!!
投稿者 ユウキ : 23:29
2008年05月05日 ミーティング・製作準備
全力疾走
朝、8時。
俺とマネージャーの「マイク」はいつになく緊張していた。
それというのも、今日は「とある映画」の事で
そのプロダクションとミーティングをする予定になっていたからだ。
俺はこのミーティングの準備の為、ここ2~3週間かけて
この映画関係の資料、数千ページに目を通してある。
大丈夫。きっと上手く行くはずだ!
・・・ところが、いざ「打ち合わせ」に行ってみると、
不思議な事にどうも話が噛み合わない。
何か話の端々に、特定の話題が避けられてるような「含み」を感じる。
・・・一体何だろうか?
ようやく謎が解けたのは、30分後だった。
・・・なんと、今回のミーティングは、
「とある映画」の為にセットアップされたんじゃなくて、
前に話した「とあるプロジェクト」の為だったんだ。
これには、俺とマイクも仰天した。
だって、このプロダクションが「とあるプロジェクト」の製作だったとは、
今の今まで全く知らなかったんだ。
・・・でも心配は要らなかった。
俺はこのプロジェクトの為にも、
3週間限定ではあるけれど、一応の勉強をしたんだ。
俺の部屋には今でも関連書籍が約30冊、縦に積み上がっている。
とりあえずの役作りをする過程で、
体重が5キロ減って身体がちょっとぶっ壊れたけど・・・、まあ大丈夫だ。
覚悟は出来てるつもりだ。
プロダクションの方と「とあるプロジェクト」の概要について話し、
なごやかな雰囲気でミーティングは終わった。
・・・もし、俺がこの「とあるプロジェクト」に関わるとしても、
それは数年後の話だろう。
しかも、このプロジェクトはまだ企画段階なので、
決定事項がほぼ何も無い。当然俺が出演するとも決まっていない。
でも、もしも俺が出演するとなったら、
俺は全てを賭けてそれに臨むつもりだ。
そして「役」ではなく、「人間」になりたいと思う。
2008年03月18日 ミーティング・製作準備
スムーズな体重移動
いま、「とあるプロジェクト」の為に「勉強」をしている。
実はもう既に、ここ2日ほど、
24時間体制でこの「勉強」に没頭している。
とりあえず、これを2、3週間ほど続けてみるつもりだ。
「とあるプロジェクト」はまーだまだ先の話だし、
実行に移される保障も全く無い。
だから、今回のこの「勉強」はほんの一時的なものだ。
・・・だからと言って、俺は手を抜くのは嫌いだ。
限界まで、とことんやってやる。
それに、この「勉強の工程」こそが、
自分にとって最大の糧となるんだ。
既に「衣装」は60%ほど揃った。
あとは、「身体」と「頭の中身」も取り替えなければ。
これから2、3週間、また日記が不明瞭になるけど、
どーか、お付き合い願いたい。
よっしゃ!やるぞ!